文芸
深谷 考(著)
四六判 290ページ 上製 定価 2600円+税 ISBN978-4-7872-9202-5 C0095 在庫あり
奥付の初版発行年月 2011年09月 書店発売日 2011年09月22日 登録日 2011年08月12日
肉親や故郷を題材に作品を書き続けた三浦哲郎。その文学世界には郷里・青森と東京とを行き来する「楕円形」の空間が存在する。三浦の故郷を歩き感じた経験を作品の読解に結び付け、「楕円」をキーワードに「血」「風土」「宿命」などの三浦文学の本質に迫る。
まえがき――北国の、北国による挿話(ルビ:エピソード) I 「野」の光景 1 ある短篇のこと 2 出稼ぎの父 3 「東京」がまだ遠かったころ 4 あふれる「野」の光景 5 生と性 II 八戸紀行 6 八戸へ 1 7 八戸へ 2 8 金田一温泉へ III look at me 9 〈座敷わらし〉のこと 10 出生の秘密 11 『忍ぶ川』をめぐって 1 12 『忍ぶ川』をめぐって 2 13 文章について 14 look at me IV 白夜 15 次姉貞子 16 “一族再会”――『白夜を旅する人々』 1 17 きょうだいのなかの“白夜”――『白夜を旅する人々』 2 18 清吾とれん――『白夜を旅する人々』 3 19 母 20 海嘯 V 歴史小説 21 『少年讃歌』をめぐって 1 22 『少年讃歌』をめぐって 2 23 北の不条理 24 サムサノナツハオロオロアルキ VI モザイク 25 三浦哲郎の死 26 『モザイク』の小宇宙(ルビ:ミクロコスモス) 27 拳銃 参考文献 あとがき
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