ホームズおもしろ事典

文芸

平賀 三郎（編著）

A5判 　264ページ　並製
定価　2000円＋税
ISBN978-4-7872-9201-8　C0095
在庫あり

奥付の初版発行年月　2011年08月
書店発売日　2011年08月20日
登録日　2011年06月24日

紹介

事件簿の奥の奥まで読み込み、背景にある歴史や文化を語り尽くす。さらに、事件簿の地を訪ね、映像作品で名探偵の活躍を堪能。新しい発見と論旨に基づく解説で19世紀から現代まで色あせないホームズの世界の醍醐味を味わい、物語をますます楽しむための事典。

目次

まえがき

1　愛書家ホームズ
2　アイフォード
3　アイリーン・アドラーの嫁入り仕度
4　アブダクション（ホームズの推理方法）
5　アルフォンス・ベルティヨン（ヨーロッパ第一の探偵）
6　依頼人の収入に敏感だったホームズ
7　イングランド銀行
8　インペリアル・トカイ
9　ヴィクトリア女王
10　ウイット
11　ウィリアム・ジレット
12　英国の貨幣価値
13　英国の貨幣制度と金本位制度
14　オックスフォード版全集のエドワーズ注釈
15　オデオン座のホームズ
16　親子3代のシャーロキアン
17　海底電信
18　カレー料理
19　観相学と骨相学
20　旧ソヴィエト連邦のホームズ
21　御者バスカヴィル
22　暗い山道を10マイル
23　グレート・ウエスタン鉄道
24　謙遜な科学者、モーティマー医師
25　語学の達人ホームズ
26　コックス銀行
27　コナン＝ドイルとアメリカ
28　三大陸の女性
29　失敗に学ぶホームズ
30　シティ
31　自転車ブーム
32　写真
33　『シャーロック・ホームズの冒険』考
34　シャーロックミューズ
35　出版代理人
36　植民地・海外への投資
37　新解釈のホームズ・ドラマ
38　「ストランド・マガジン」の広告
39　セカンド・メイド
40　ソア橋の難問
41　ダイイング・メッセージ
42　タヴィストック
43　ダートムアのトア
44　チベット
45　ツェッペリン
46　T・S・エリオットとホームズ
47　田園生活への憧憬
48　伝説の獣「グリフォン」
49　テンプル（法学院）
50　「東京新聞」バリツ支部発会式記事
51　トバヤス・グレグスン
52　ドレッシングガウン
53　なぜギルクリストはローデシア警察から招聘されたか?
54　ナポレオン金貨
55　日本
56　ネリガンの細腕
57　ノーウッド
58　バジル・ラスボーン
59　バスカヴィル家と錫の歴史
60　パブリック・スクール
61　バリツ支部
62　プライオリ学校
63　ブラッドショー
64　フレッチャー・ロビンソン
65　フレデリック・ドー・スティール
66　変装
67　ホームズとワトスンの収入
68　ホームズのアジト
69　ホームズのキャラクターは合成の産物
70　ホームズのフランスでの捜査はルパンとは関係なかった
71　ホームズは生きている
72　マスグレーヴ家の夕日
73　民間諮問探偵
74　虫メガネ
75　モリアティ教授と『キャッツ』
76　野外古書店主
77　ユーストン駅
78　養蜂家ホームズ
79　『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
80　世迷言
81　ラウザーアーケード
82　リージェント街
83　リチャード・キャベル卿
84　猟の獲物
85　レディー
86　ローラ・ライオンズ
87　ロンドン大学出身という学歴
88　ロンドンの下水道
89　ロンドンの上水道
90　ロンドンの橋
91　ワトスン君
92　ワトソンズミューズ
93　ワトスンは女?

主要参考文献

あとがき

著者プロフィル

平賀　三郎（ヒラガ サブロウ）

シャーロック・ホームズ紀元56年生まれ。日本シャーロック・ホームズ・クラブ（JSHC）会員、日本シャーロック・ホームズ研究委員会研究委員。ホームズ関係の著書に『ホームズ聖地巡礼の旅』（青弓社）、『シャーロック・ホームズ学への招待』（丸善）、共著に『ホームズなんでも事典』『ホームズまるわかり事典』（ともに青弓社）など。「ホームズの世界」（日本シャーロック・ホームズ・クラブ）、「シャーロック・ホームズ紀要」（西筑摩書房）などに多数の論文を発表する。神戸・英国館のホームズの部屋、舞鶴市・ポーツマス市姉妹都市提携10周年記念行事「シャーロック・ホームズ&コナン・ドイル博」や軽井沢の本のまち・軽井沢によるイベント「ホームズの本棚＠追分油屋」などに助言。

上記内容は本書刊行時のものです。