喜多村 拓(著)
四六判 208ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-9172-1 C0095 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2004年09月 書店発売日 2004年09月17日 登録日 2010年02月18日
古本屋の扉を開けると、そこはラビリンスだった──。古本屋を営むかたわら書きとめた、偏屈な客や忘れがたい客、彼らとの駆け引き、蔵書家の生態や秘密、捨てられる本への愛惜、古本がもたらす不思議な出合いと別れなどが、古本の奥深い世界へといざなう。
第1部 本棚の隙間から レモン 一冊の本の運命 恐妻家 本の行く末 山女 署名本 残りものに福 客種 地震と詩人 ただ思い出の本のために 文学への覚醒 末路 画家と読書 少しは役に立っていると思いたい 見送り見送られ ミステリアスなお客 本屋の引っ越し 第2部 迷宮のなかへ 出版記念会 孤独なコレクターたち 本を読む女 探求書 蔵書家 古本屋のおやじたち ただひたすら増殖する本 古本屋の恋 待つ 貧乏性 街を捨てよ書へ戻ろう 書物はそうして殺された 望郷古書店 古本迷宮 賽の河原 紙魚 本の未来形 偽書騒動 本が怖い ゲテモノ趣味 エピローグ 猫と古本屋
青弓社
品切れ・重版未定