怪物の黙示録 『フランケンシュタイン』を読む
A5判 300ページ 上製
定価 3400円+税
ISBN978-4-7872-9122-6 C0098
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1997年08月
書店発売日 1997年08月01日
登録日 2010年02月18日
紹介
フランケンシュタインの怪物を「創造」したのは、前近代的な魔術や狂気ではなく、近代的な科学と理性だった──。「啓蒙と野蛮の弁証法」の歴史的表象としてプロデュースされた怪物の異形のなかに、反転し転倒した近代の欲望を読み解く。
目次
編者序文 スティーヴン・バン第1章 書き換えられた家族の歴史──『フランケンシュタイン』にみるメアリ・シェリーの葛藤と自己形成 エリザベス・ブロンフェン第2章 フランケンシュタインと自然の魔力 クロスビー・スミス第3章 メランコリックな物思い──自然のヴェールを剥ぐ者、科学者のアイデンティティ リュドミラ・ジョーダノーヴァ第4章 怪物の系譜──純文学と大衆芸術に生き続けるフランケンシュタインの怪物 ルイス・ジェームズ第5章 印象派の怪物──H・G・ウェルズの『ドクター・モローの島』 マイケル・フライド第6章 ジェームズ・ホエールの『フランケンシュタイン』──ホラー映画とスクリーン上の怪物のシンボル的生物学 マイケル・グラント第7章 人工の生命とフランケンシュタインの神話 ジャシア・ライチャート第8章 怪物の物語──メアリ・シェリーからブラム・ストーカーへ ロバート・オロレンショー第9章 血とパン ジャン=ルイ・シェファー原注訳者のあとがきに代えて(遠藤 徹)索引
著者プロフィル