山下 武(著)
四六判 244ページ 上製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9115-8 C0095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1997年01月 書店発売日 1997年01月01日 登録日 2010年02月18日
書物への限りない愛情をこめて書斎からささやく蒐書の愉しみ・読書の歓び。旅先での思わぬ珍本との邂逅、そして人との出会い──これだから古書蒐集はやめられない! ある蔵書の運命から幻の作家の消息まで、ビブリオマニア待望の第9弾。
1 (1)真夜中の書斎 1 蔵書は一個の人格であり、体系である 2 意外、外骨は交換会の仕掛人 3 ある蔵書の運命から (2)博文館の探偵雑誌 (3)蒐書の旅・人との出会いの旅 (4)最近の古書店事情 (5)古書の蒐集を志す人のために (6)一冊の本との出会い──モーリス・ド・ゲランの『日記』 (7)古い映画雑誌から 1 夜ごとの美女(一)──傾国の美姫フランチェスカ・ブラジオッティに捧げる頌歌 2 夜ごとの美女(二)──ヴィッキ・バウムの『乙女の湖』とシモーヌ・シモン (8)番町〜神楽坂──花街の文士道2 (1)古本界 数年ぶりに揃った『歐羅巴の黄昏』/「少年講談新聞」第一号を入手/役に立つ「世界大衆文学全集」月報/同人誌「探偵文学」の「江戸川乱歩号」/森田草平『輪廻』と川端康成『雪国』と (2)本の窓 受贈書からの三つの話題/ディートリッヒと室生犀星/「キネマ旬報」の復刻を歓迎/近代文学館の経営努力を期待/失われた新宿の姿を記録/マナーの悪い「自転車族」/値上がり著しい作家の生原稿/ビデオソフトの異常な高値/「縦書き」の主流は揺るがず/横組み教科書の「偏向」/待望の『ドン・ジュアン』完訳/死刑は廃止すべきではない/ロイヤル志向と紅茶本ブーム/侵略戦争と「軍票」/角川春樹の実像と虚像/「読書の手綱」をどう取るか/癌と闘った紅葉の叫び/ゲーテ『年代記録』の価値/形を変えて存在する検閲/“宝の持ち腐れ”の図書館/舟橋聖一の“波爛の生涯”/新「漱石全集」は大丈夫か/宣伝倒れの「神田古本まつり」/京都「百万遍」の古本供養/“自殺の名所”ガイドブック/ホームレス出身の作家/「従軍慰安婦」の第一級資料/盗作問題に一石を投ず/火野葦平書誌の充実/ケスラーの『ワイマル日記』/旧満映映画の全容解明を/自販機とレクラム文庫/塙保己一の心掛けと蒐書道/マスコミ先導型の“言葉狩り”/ディスクの流通形態に問題/荒俣氏が尊敬する熊楠/“超”整理法への疑問/貧しい日本のギリシア文学紹介/江戸川乱歩生誕百年記念/オリンピックのあり方/「死刑」はなぜ必要か/海外の古書店事情/面白い『古本ユーモア集』/路上生活者の実態リポート/山の自然を考える/有為転変に富む本の運命/『第一線の見た蘆溝橋事件記』/ガリ版印刷物の再評価を/乱歩への誤解払拭のために/亡き愛犬の本に貰い泣き/島には本がないという話 (3)東風西風 「生命尊重」の教育が欠ける交通行政/有害な“課題図書”3 (1)漂泊の白系ロシア人作家バイコフ (2)消えた白系ロシア人作家マグニーッキー (3)ピリニヤークの原書を入手した歓び (4)戦慄の書『ラスプーチン暗殺秘録』 (5)「柯公全集」の復刻版刊行に寄せて (6)奇書『朝鮮紀行』──古本屋の旅日記 (7)京城の書物同好会と今村鞆──一在野学徒の朝鮮文化研究あとがき初出一覧人名索引書名・誌名索引
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