佐藤 清彦(著)
四六判 254ページ 上製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9110-3 C0095
品切れ・重版未定
登録日 2010年02月18日
脱獄後、裁判官や社長になった男、逢い引きのために夜ごと牢を忍び出た女……。強靱な気力と体力、そして創意工夫を凝らす知力を駆使して看守の目を欺き、自由を求め、果敢に塀を乗り越えていった囚人たちの波乱に満ちた実話集。
プロローグ (1)映画「自由を我等に」の世界 (2)明治前期と敗戦前後二つの大波 (3)私観番付──脱獄横綱と三役級1 限界に挑む根性とテクニック (1)最初はやはりこの人、白鳥由栄 (2)「網走」を破った男はほかにもいる (3)まだまだいる脱獄マジシャン2 脱獄者人生の栄光と悲惨 (1)懲役終身・渡辺魁は裁判官になった (2)“飛んで”社長になった男がいる (3)“ジャン・バルジャン”村長の虚実3 やむにやまれぬ男の意気地 (1)二つの獄を破った“西郷軍”関口文七 (2)明治の熱血自由党員の“島抜け” (3)それぞれの運命を分けた四死刑囚 (4)戦時下、南の島で絶望の脱走心中 (5)ムショは世につれ、いじめが怖い4 高い塀を自在に出入する異能者たち (1)女囚・田中ヒモは愛の“コウモリ” (2)“コウモリ”は暗夜に飛び交う (3)常識をせせら笑う入試問題窃盗5 表門から出ていった“脱獄者”たち (1)日本赤軍ジャッカーたちの強手 (2)看守の制服を着て門を出た!? (3)火事、地震、津波、そして空襲6 監視する者、される者のねじれ相関 (1)大西真砂看守部長は脱獄名人へ転身 (2)遠くて近きは看守と受刑者の仲 (3)逃げ出す看守、殺される看守7 暴力中央突破の猛者たち (1)大破獄二件にかかわった太田外喜 (2)日本にもあった集団脱獄の無法 (3)予告し、棍棒で威圧して?突破8 講談と現実のはざまに立って (1)西川寅吉は「脱獄」を売る講釈師 (2)樺戸から三回逃げた稲妻強盗 (3)明治の“ねずみ小僧”は失敗ばかり9 一点ぴかりと光るこんな手段 (1)競い合うだましのテクニック (2)選べぬ手段を選ぶが手段 (3)壁をぶっ壊して逃げても不可罰?10 東と西──ここが、これだけ違う (1)男囚逃がすは女の甲斐性 (2)空を飛び地に潜る脱獄術 (3)“名誉”と“不名誉”は紙一重 (4)最後はやはりこの人“パピヨン”エピローグ (1)脱獄減る減る不満は残る (2)現代日本人は総“受刑者”である
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