山下 武(著)
四六判 212ページ 上製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9089-2 C0095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1993年11月 書店発売日 1993年11月01日 登録日 2010年02月18日
人皮で装丁した本があった! 一冊の本をめぐる回想からマンガ古書の逸品、限定本出版の動向、小説に描かれた古本屋まで、現在の出版状況から古書・古書店の辛口寸評まで、尽きることのない旺盛な知識欲と読書欲でのぞく、本の万華鏡。
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1 (1)一冊の本をめぐる回想 (2)年齢問わない“読書欲” (3)ナカムラ・マンガと謝花凡太郎の仕事 (4)漫画古書の中の逸品 (5)模索の時代を迎えた限定本の出版 (6)翻訳出版の偏向 (7)「歴史的名盤集」との再会 (8)観念と芸術の反時代的所産を誇りとして (9)人皮装幀本の話2 (1)古本界 読者からの批判の興味深い一例/山中貞雄の日本映画界における比重/業者間の評判は好意的でない反町氏/秩序は無秩序に勝るか? 蔵書整理法/レトロブームでポスターが高騰/“受賞本”に関する噂を裏付けた手紙/主力商品となったポルノとコミック/“掘り出し物”を期待するさもしい了見/新宿歴史博物館の“味な本”/なぜか珍重されている「博物館文庫」/図書館をめぐる寝覚めの悪い話/麦書房店主・堀内達夫氏を悼しむ/「新青年」のバックナンバーも残り61冊に/亡くなった蔵書家の遺族からの相談/北陸では名声一向に衰えない明烏敏/不勉強なくせ売値だけヒネる/時宜に適う『ユーゴー全集』復刻版刊行/成仏できない地下のB級作家の諸君/『幽霊塔』返品事件に見る古本屋の姿勢/驚かされる署名本の類のバカ値/阿部定もファン? 三角寛の山窩小説/変わった銀座・新宿の古本屋地図/本を借りるための“抵当本”の話/さびしい限りの古本屋・古書展/ポカポカ陽気に誘われ浅草・上野の古本屋探訪/雑誌の創刊号を蒐めた大塚文庫閉館/計りかねる真意、再説「大塚文庫」/「蔵書印」などから勝手な想像に耽る/安部公房の死と古書街の“反響”/竹久夢二に文章家としての一面を発見/古書市場で乱歩物の人気/出版記念会とは一種の“踏み絵”か/面白い大正時代の新聞の切り抜き帳/戦前の植民地文化への関心の高まり/忠告「カズ物に手を出すなかれ」 (2)本の窓 外来語表記の新物差し/蔵書の収納場所の悩み/戦争犠牲者たちの苦闘/不親切な古本屋の目録/「人物資料館」の提案/永山被告の入会問題/作家の書簡集/深刻な製本会社の人手不足/落穂拾いの楽しさ/古書売却の後悔/ゴミ公害とモリス/真相が明らかとなった「カチンの森」事件/底の浅い文学/速読術がちょっとしたブームに/同人誌のいいところ/校正の神様/身につまされる愛犬家の話/愛書家エイゼンシュテイン/古本屋の不良商法に注意/形を変えた魔女狩りが……/地方作家の全集企画/古本のリサイクル運動/素読みと注意札/古書目録の「欠本特集」/捨て難いドーナツ盤/自殺防止手引書/書き損じ葉書の活用法/パリの文学的散歩/デタラメな時代考証に呆れる/最新レコード事情/『翻訳文学目録』の不備/気骨のないいまどきの古書業者/甦る石油悪玉説/復活した尊氏の亡霊/デタラメな外来語表記 (3)東風西風 ここまできたコピー公害/長寿マンガの健闘/飽食の時代に思う/捨てられた本は黙して語らず3 (1)小説のなかの古本屋 (2)東京の古書展 (3)カスパー・ハウザー受容史あとがき初出一覧人名索引書名・誌名索引
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