シリーズ・日本の世間話 4
常光 徹(編)
四六判 216ページ 上製
定価 2400円+税
ISBN978-4-7872-9079-3 C0395
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1993年05月 書店発売日 1993年05月01日 登録日 2010年02月18日
急峻な四国山地のささやかな土地に生活の糧を求めて、へばりつくように生きてきた今朝道爺の山の人生。狩猟からおどけ者、夜這い、山の怪異まで、爺の味わい深く絶妙な語りが、四万十川流域に伝わるさまざまな世間話を再生する。
1 今朝道(ルビ:けさみち)爺異聞 (1)爺との出会い (2)夜這とぬけ嫁 夜這/浮き世子/ぬけ嫁/間引きと挽き臼/鬼灯で子をおろす/男のつわり/妊婦と猟運/妊娠と死/蛇子を産む/首に巻いた後産/後産の始末/四辻に後産を埋める/けいやく親/便壺に落ちた子/火事と腰巻き/火傷の妙薬/極楽と善業人 (3)山の怪異 ノガマに切られる/魔ドウ道/ヤマ風とツチ風/魔よけの墨/たもと雀/天狗のいたずら/天狗倒し/送り山犬/山姥様/ヒダル神/外道山/笑い女/化け狸の正体/猿猴が舌をぬく/水ゴオソゥ、火ゴオソゥ/火玉が落ちた/ほて松と火玉/茶びんに入ったトカゲ/猫の祟りを封じる/猫の葬法 (4)別れ作のことなど 耳たぶと蛇/穴に入った蛇を引き抜く/女の尻に這入った蛇/蛇と蛙/蛇を棄てる岩穴/くつぶりたごりの妙薬/ムカデ封じ/蜂に刺された時の呪い/蛙と火事守り/鼠がいなくなった家/イタチの道切り/ツバメの巣/カラス鳴き/アメゴと雨/疣を魚に食わせる/生き生き戻れ/庭木の吉凶/双子の芋/別れ作とぶに/恵比須様とすみの餅/金の釜蓋/うつげの逆鉤/飢饉と山の食料/夢枕に立ったお大師様/力石を持ち上げる/相撲に勝った話/あめたけ、いわたけ/仕留めた猪の権利/盗っ人から聞いた話/便壺の埋め方/井戸の埋め方/呪いの釘/病魔と鬢付け油/雨だれと死者/生き戻り2 山里の不思議話・怪異話 (1)山里の不思議話・怪異話 与門三郎の大力/小僧と大木/姫が淵の怪/長沢の滝の不思議/山越えの火/道をふさぐ大石/猿猴と相撲/掛橋太夫の大力/笑い/笑った大鰻/イダ淵と親が淵/魚は朴の葉/滝に落とした石/芝天と相撲を取る/娘に化けた白狐/狸に化かされる/ナバ小屋が火事/大古味太夫の妖術/左衛門様の法力/大蛇を見た/三間川のトドロ/鉋ばを食う子ども/山犬とテギノガエシ/ダレに食いつかれる/三つに割れた火玉/フルソマの怪/杣式/馬之助大明神/吊し柿の祟り/泥まみれの雷/蛇ぐろ/自転車に乗った狸/大石を投げかけられる/しゅむか地蔵/日光院と七人の侍/けち問答/炭焼きと山女郎/通りモノなど3 四万十川流域のおどけ者たち (1)檮原の是市 木挽の死/タカとトンビ/酒はただ呑み/生まれたのは赤ん坊/出がけの酒 (2)窪川のおどけ者たち 万六/サンクラ/丸貞 (3)中村の泰作 虎の油/ガイダは這うたか/着物をかわかす/山芋と夫婦ゲンカ/やぶ医者/鴨はニンニク解説 今朝道爺を訪ねて
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