鷲田 小彌太(著) / 中田 美知子(著)
四六判 176ページ 上製 定価 1650円+税 ISBN978-4-7872-9055-7 C0095 品切れ・重版未定
登録日 2010年02月18日
ちょっと口のワルイ哲学先生とウワサの人気DJが、『文学部唯野教授』からフィリップ・トゥーサン、高橋源一郎、中上健次、曽野綾子、藤沢周平、南方熊楠まで、数々の素敵な本との出合いを手紙の交換形式で綴った、絶妙の読書エッセイ。
はじめに1 新入生にすすめたい教養満点の本──筒井康隆『文学部唯野教授』2 開高『珠玉』は小説と生に見事なピリオドを打った3 夭逝した隆慶一郎のとびっきりの剣豪小説『鬼麿斬人剣』4 東京はお好きですか──曽野綾子『都会の幸福』5 腹の出てきたショーン・コネリーはセクシーである──塩野七生『男たちへ』6 フランスの吉本ばなな──トゥーサン『浴室』7 中野美代子は史実と創作のまばゆいばかりの合金『契丹伝奇集』を作った8 江戸もの両端──山本昌代『応為坦坦録』と杉本章子『写楽まぼろし』9 「最悪」の民主主義を衝く西部邁『マスコミ亡国論』10 良質の怪奇探偵談──岡本綺堂『蜘蛛の夢』ほか
青弓社
品切れ・重版未定