A5判 156ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-7466-3 C0374
在庫あり
書店発売日 2024年06月28日 登録日 2024年05月13日
特集では、退団した月組トップスター月城かなとと海乃美月に感謝と惜別を贈る。そして、月組の可能性を更新しつづけたトップコンビの魅力を描き出す。小特集では、花組の新トップコンビである永久輝せあと星空美咲を祝福して、今後への期待をつづる。
特集では、7月で退団する月組トップスター月城かなとと海乃美月に感謝と惜別を贈る。
月城は確かな存在感を醸し出す端麗な容姿、前に出るだけでなく引き算もできる高い演技力、安定感がある歌唱力でファンを魅了した。海乃は歌・ダンス・芝居のバランスがよく、なかでも美しいダンスに定評があり、たおやかで気品がある娘役を体現した。月組の可能性を更新しつづけたトップコンビの魅力を描き出す。
小特集では花組の新トップコンビである永久輝せあと星空美咲に「おめでとう」を贈り、2人のこれまでの出演作からわかる魅力の数々、また今後への期待をつづる。
各組公演評や新人公演評、舞台写真も豊富なOG公演評、OGインタビューと、宝塚の美麗な世界を凝縮してお届けする。
特集 さよなら月城かなと&海乃美月
はじめに 月城&海乃を送る 薮下哲司
芝居の月組の伝統を輝かせ、唯一無二のドラマを紡いだ月城かなとと海乃美月 橘 涼香
変幻自在な実力派コンビ 加藤暁子
月城かなと――ルキーニを経てギャツビーへ 木谷富士子
その凜とした輝き、まこと夜を疾く月光のごとし――月城かなとと海乃美月の軌跡 大宮高史
ありがとう! 芝居の月組の体現者 岩本 拓
月城・海乃コンビはショースターだった――待ち焦がれた〝宝塚らしさ〟 七島周子
小特集 新トップ永久輝&星空、美しき花への期待
はじめに 新コンビスタートに寄せる大いなる期待 橘 涼香
永久輝せあ、輝ける新人時代 薮下哲司
苦悩する永久輝せあが見たい! 木谷富士子
花組で輝く次世代スターたちの「ミラクル」に希望を託して 増田のぞみ
公演評2023・11―24・7
花組『アルカンシェル』
しなやかな強さと優しさ、あふれる包容力――柚香時代の花組が宝塚に架けた虹 増田のぞみ
パリに虹は架かっているか――希望のバトンを明日につなげた優麗のカップル 瀧尻浩士
月組『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』
月城×海乃の力量でみせたサヨナラ公演 薮下哲司
「月城かなと ラストステージを謳歌」――いま問われる「声」を「聞く」姿勢 伊藤 愛
雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』
人生には、物語とスペクタキュラーが必要だ! 瀧尻浩士
「生みの苦しみ」をユーモアとチームワークで描く温かな秀作 七島周子
星組『RRR×TAKA ”R”AZUKA――√Bheem』『VIOLETOPIA』
ムチに打たれながらも礼は歌い、静まり返った劇場内の空気が震える 村上ユウコ
礼真琴、ついに神になる!?――インドの誇りにタカラヅカが応えた『RRR』の熱狂 大宮高史
対談 トップスターのサヨナラコンサートが三作品並ぶ、異例の半年間 二〇二三年十一月―二四年五月の外箱公演 薮下哲司/橘 涼香
新人公演評2024・1―5
一回限りの新人公演の大切さ――東京宝塚劇場篇 橘 涼香
OG公演評2023・12―24・5
時代の危うさを反映し、過去を語り継ぎ未来に希望を託す作品群のなかで輝いた宝塚OGたち――関東篇 橘 涼香
望海風斗はじめ実力派OGが活躍――関西篇 薮下哲司
OGロングインタビュー 朝月希和――大好きな舞台に立つために、挑戦していく姿勢を宝塚から教えてもらった 聞き手/橘 涼香
【お詫びと訂正】
本書の86ページから87ページの文章の組版で誤りがありました。
通常は1ページのなかで「上段→下段」という順に読めるように文章をレイアウトするところ、86ページと87ページに関しては、以下のようにほかのページとは異なる文章の配置になっていました。ほかのページと読む順序が変わってしまい、誠に申し訳ありません。
86ページと87ページに限っては、86ページ上段の最終行は87ページ上段に続き、87ページ上段の最終行は86ページの下段に続きます。そして、86ページ下段の最終行は、87ページ下段に続きます。
当社の校正時のミスで読者のみなさまにご迷惑をおかけしたことを心からお詫びします。
青弓社編集部 2024年7月3日
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