大串 夏身(著)
A5判 248ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-7350-5 C0074
在庫あり
奥付の初版発行年月 2014年04月 書店発売日 2014年04月18日 登録日 2014年03月14日
一度は読んでみたい、しかし読了しにくい一大長篇から珠玉の掌篇まで、世界文学の名作を映画化したDVDを厳選し、ストーリーや時代背景も含めて紹介する。映画を観たあと原作が読みたくなる文学と映画のメディアミックス。原作文庫本リスト付き。
凡例
『DVD映画で楽しむ世界史』で取り上げている名作と記載項目一覧
はじめに
1 ホメロス『イリアス』[紀元前8世紀]
『イリアス』――トロイ戦争の発端/両軍の陣容/アキレウスの戦線離脱と参戦/『オデュッセイア』/ホメロス
『アラビアンナイト』[9世紀]
2 ジョヴァンニ・ボッカッチョ『デカメロン』[1353年]
『デカメロン』/愉快な話と悲しい話/映画『懺悔』/ボッカッチョ
3 ウィリアム・シェークスピア『マクベス』[1606年ごろ]
シェークスピアの時代/『マクベス』/『ヴェニスの商人』『から騒ぎ』/『ロミオとジュリエット』『リチャード3世』
4 笑笑生『金瓶梅』[1617年]
『金瓶梅』――中国4大奇書のひとつ/西門慶の夫人たち
5 ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』[1719年]
『ロビンソン・クルーソー』/『モル・フランダース』/『鬘職人の日記』/DVD映画
6 アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』[1731年]
アメリカ帰りの青年の話/アベ・プレヴォー/映画『情婦マノン』
7 ヘンリー・フィールディング『トム・ジョーンズ』[1749年]
漱石の愛読書/ヘンリー・フィールディング
8 ピエール・コデルロス・ド・ラクロ『危険な関係』[1782年]
『危険な関係』という小説/『危険な関係』の人間関係/7つのDVD映画/ピエール・コデルロス・ド・ラクロ
9 ドニ・ディドロ『修道女』[1782年]
『修道女』/『宿命論者ジャックとその主人』/映画『ブローニュの森の貴婦人たち』
10 ジェーン・オースティン『高慢と偏見』[1813年]
11 バンジャマン・コンスタン『アドルフ』[1816年]
スタール夫人/『イザベル・アジャーニの惑い』/「刊行者への手紙」と「その返事」
12 スタンダール『赤と黒』[1830年]
小説『赤と黒』/『世界の十大小説』の指摘/小説『パルムの僧院』/スタンダール
13 アレクサンドル・プーシキン『エヴゲーニイ・オネーギン』[1833年]
映画『オネーギンの恋文』/原作『エヴゲーニイ・オネーギン』
14 オノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』[1835年]
リアリズム文学の記念碑《人間喜劇》/『ゴリオ爺さん』/『ランジェ公爵夫人』
15 プロスペル・メリメ『カルメン』[1845年]
小説『カルメン』/7つの『カルメン』の映画と『黄金の馬車』
16 ウィリアム・メイクピース・サッカリー『虚栄の市』[1847年]
ベッキー人形/『虚栄の市』の人形関係/人形芝居『虚栄の市』のストーリー/デジタル人形芝居/ウィリアム・メイクピース・サッカリー
17 エミリー・ブロンテ『嵐が丘』[1847年]
18 アレクサンドル・デュマ・フス『椿姫』[1848年]
グレタ・ガルボ演じる『椿姫』/映画とオペラのDVD/デュマ(フス)
チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパーフィールド』[1850年]
ハーマン・メルヴィル『白鯨』[1851年]
19 ギュスターヴ・フローベル『ボヴァリー夫人』[1856年]
イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ『はつ恋』[1860年]
20 ビクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』[1862年]
小説『レ・ミゼラブル』/DVD映画『レ・ミゼラブル』/『ノートル=ダム・ド・パリ』『ルイ・ブラス』/ビクトル・ユーゴー
21 フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』[1866年]
22 レフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』[1877年]
『アンナ・カレーニナ』/そのほかの作品
23 エミール・ゾラ『居酒屋』[1877年]
エミール・ゾラ/『獲物の分け前』/『居酒屋』/『ナナ』/『ごった煮』/『ジェルミナール』/『獣人』/『嘆きのテレーズ』
24 ヘンリー・ジェイムズ『ある婦人の肖像』[1881年]
ヘンリー・ジェイムズの文学/『ある婦人の肖像』/『ボストニアン』/『ねじの回転』/『鳩の翼』『金色の盃』/ヘンリー・ジェイムズの面白さ
25 ギー・ド・モーパッサン『ベラミ』[1885年]
小説『ベラミ』/『女の一生』(ある生涯 ささやかな真実)/『ピエールとジャン』などのDVD映画/ギー・ド・モーパッサン
26 オスカー・ワイルド『ウィンダミア卿夫人の扇』[1891年]
『ウィンダミア卿夫人の扇』/『まじめが肝心』/オスカー・ワイルド
27 アルトゥア・シュニッツラー『輪舞』[1900年]
シュニッツラー/『輪舞』/『恋愛三昧』/『夢小説』/『カサノヴァの帰還』
28 ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』[1910年]
『オペラ座の怪人』/ガストン・ルルー
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』[1913年]
29 ジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』[1913年]
ジョージ・バーナード・ショー/『ピグマリオン ロマンス』/『マイ・フェア・レディ』/『シーザーとクレオパトラ』
30 ロジェ・マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』[1922年]
『チボー家の人々』の構成/「1914年夏」
31 レーモン・ラディゲ『肉体の悪魔』[1923年]
ベストセラー『肉体の悪魔』/DVD映画 マルコ・ベロッキオ監督作品
32 フランシス・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』[1925年]
『グレート・ギャツビー』/『グレート・ギャツビー』の評価/フィッツジェラルド/『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』/『ラスト・タイクーン』/『雨の朝パリに死す』
シーオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』[1925年]
33 アーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る』[1926年]
ロスト・ジェネレーション/『日はまた昇る』/『誰がために鐘は鳴る』/『殺人者』『殺人者たち』
34 ベン・ヘクト/チャールズ・マカーサー『フロント・ページ』[1928年]
『フロント・ページ』/『ヒズ・ガール・フライデー』/『スイッチング・チャンネル』
35 サッシャ・ギトリ『あるペテン師の回想』[1934年]
『あるペテン師の回想』/『ボーマルシェ・フィガロの誕生』
36 マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』[1936年]
小説『風と共に去りぬ』/名画『風と共に去りぬ』
サマセット・モーム『劇場』[1937年]
37 ジェームズ・M・ケイン『殺人保険』[1936年]
映画『深夜の告白』/『白いドレスの女』/『ミルドレッド・ピアース』/『郵便配達は二度ベルを鳴らす』
38 レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』[1939年]
フィリップ・マーロウ/『大いなる眠り』/『さよなら、愛しい人』/『ロング・グッドバイ』ほか
ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマリガリータ』[1940年]
名画『カサブランカ』にも原作があった
39 アイリッシュあるいはウールリッチ『幻の女』[1942年]
『幻の女』/『暗闇へのワルツ』/『裏窓』/『黒衣の花嫁』/『黒いアリバイ』/ウィリアム・アイリッシュまたの名をコーネル・ウールリッチ
40 ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』[1943年]
ルーダンの悪魔憑き事件と『尼僧ヨアンナ』/映画『尼僧ヨアンナ』
41 テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』[1947年]
『欲望という名の電車』/『熱いトタン屋根の猫』/『雨のニューオリンズ』
42 グレアム・グリーン『第三の男』[1949年]
『第三の男』/『恐怖省』ほか
43 アルベルト・モラヴィア『順応主義者』[1951年]
44 エドナ・ファーバー『ジャイアンツ』[1952年]
『ジャイアンツ』/『ショウ・ボート』/3つのDVD映画
45 ウィリアム・インジ『ピクニック』[1953年]
インジ原作の映画/『ピクニック』/『バス停留所』/『愛しのシバよ帰れ』/『草原の輝き』
46 トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』[1958年]
トルーマン・カポーティ/『ティファニーで朝食を』/『グラスハープ/草の竪琴』/『冷血』
47 レーモン・クノー『地下鉄のザジ』[1959年]
『地下鉄のザジ』/レーモン・クノー
引用・参考文献
あとがき
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