津金澤 聰廣(編著) / 田畑 きよ子(編著) / 名取 千里(編著)
四六判 264ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-7348-2 C0074
在庫あり
奥付の初版発行年月 2014年05月 書店発売日 2014年05月15日 登録日 2014年03月14日
「毎日新聞」 | |
「東京新聞/中日新聞」
評者:小藤田千栄子(演劇評論家) |
小林一三の教育観・興行観を反映した音楽学校の創設、新たな試みに挑戦して発展した戦前、戦中―戦後の実像、歌舞伎との比較、OGインタビューなどをとおして、100年の美麗な夢の世界をより深く味わい、その歩みの先にある輝かしい未来を豊かに照らす。
凡例
はじめに 津金澤聰廣
第1部 始まりはここから――宝塚音楽学校という装置
第1章 宝塚音楽歌劇学校校長・小林一三――その教育観と危機管理を中心に 津金澤聰廣
1 学校の目的は技芸の向上、品性の陶冶
2 小林一三の学校経営における恋愛観、結婚観、女性観
3 父兄の注文と生徒自治による協和会
4 「朗らかに、清く正しく美しく」は危機管理の一方策か
第2章 宝塚音楽舞踊学校校長・森隼三 貫田優子
1 小林一三との出会い――大阪府池田師範学校附属小学校主事時代の森隼三
2 教育者としての森の歩み
3 「学校宝塚」と森隼三
第3章 宝塚女子青年会について――宝塚歌劇との関係を中心に 松本佳子
1 宝塚女子青年会の活動
2 歌劇観劇と学校参観
3 宝塚音楽歌劇学校校舎・寄宿舎との関わり
コラム 治虫とTAKARAZUKAと俺 手塚 浩
第2部 タカラヅカとその時代
第1章 宝塚歌劇の作曲家竹内平吉について 田畑きよ子
1 少年時代から恵まれた楽才を放ち、東京音楽学校へ
2 帝劇歌劇部から浅草オペラ時代
3 竹内平吉、宝塚歌劇団へ
第2章 劇場公演のいとなみ――戦時期から戦後占領期の宝塚歌劇戸ノ下達也
1 戦時期の宝塚歌劇
2 戦後占領期の宝塚歌劇
第3章 地方公演と宝塚――名古屋宝塚劇場公演を中心に 末松憲子
1 名古屋公演の始まり
2 名古屋宝塚劇場の誕生
3 戦時中の名古屋公演
4 戦後の名古屋公演
5 聞き書き・戦後の名古屋宝塚劇場公演
第4章 地方都市宝塚と宝塚歌劇 倉橋滋樹
1 少女歌劇が始まる
2 少女歌劇を軸に急速な発展―戦前まで
3 戦後の市制施行
4 宝塚市の発展と阪神・淡路大震災
コラム 一九四六年の歌劇再開から六四年までの思い出 古川 明
コラム 関西の浅草オペラ 塩津洋子
第3部 交感するタカラヅカ
第1章 タカラヅカなシャンソン 須山公美子
1 最初のシャンソン「モン・パリ」
2 わけても忘られぬパリの都
3 すみれの花でなければ始まらない!
4 『たからじぇんぬ』
第2章 宝塚歌劇と歌舞伎――歌舞伎史研究家が宝塚歌劇を見たとき 荻田 清
1 開演から
2 舞台構造、場面転換
3 音、小道具、上演形式、演技の特徴
4 「宝塚歌舞伎」の理想の実現
第3章 宝塚歌劇と狂言――『宝塚狂言の会――茂山忠三郎レッスン発表会』をめぐって 名取千里
1 茂山忠三郎と宝塚歌劇
2 第一回『宝塚狂言の会』
3 第二回『宝塚狂言の会』
4 第三回『宝塚狂言の会』
5 狂言レッスン第一期生の鈴鹿照
コラム 阪神間モダニズムとスポーツ 髙木應光
コラム 一九一四年の宝塚観劇記録――芦田止水日記から 槇田 盤
第4部 OGが語る魅力
第1章 明日香都インタビュー――宝塚歌劇は永遠に 名取千里
第2章 初風諄インタビュー――宝塚に魅せられて田畑きよ子
コラム 「女の園」への女性進出 時岡禎一郎
あとがき 名取千里
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