松本 大輔(著)
A5判 170ページ 並製
定価 1800円+税
ISBN978-4-7872-7235-5 C0073
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2007年10月 書店発売日 2007年10月08日 登録日 2010年02月18日
クラシック音楽の百科事典を標榜する廉価版レーベルNAXOS。ほとんど廃盤にならず、新譜も出続ける膨大なレパートリーから感動した100アルバムを厳選。心が締め付けられる曲、狂おしいほどいとおしい演奏に出合える名盤の数々を軽やかな筆致で紹介する。
まえがき
第1章 これぞNAXOS
壮絶! 誰なんだ!?ヨーゼフ・マルティン・クラウス
この1枚がなかったらいまの自分はなかった、『スウェーデン管弦楽曲集第2集』
いまよみがえる最高のリュート音楽
「魔性」のヴァイオリン、クラッゲルードのシベリウス
奇跡のシリーズ、「フィルハーモニカーの至芸」
……そんなバカな! ロイド=ジョーンズ『惑星』
NAXOSで名を成した偉大なる老匠、ティントナー
第2章 有名作曲家[1]
交響曲というより宗教曲、ハイドン交響曲「嘆き」「受難」
変幻自在、音の万華鏡、ブリテン『ピアノ協奏曲』
無残に打ち捨てられた偶像、ブリテン『チェロ交響曲』
二重人格的作品、ブゾーニ管弦楽曲集
うら若き乙女、あるいは虹色の蝶、グラズノフ『ピアノ協奏曲第1番』
みんなで行きましょう、グローフェ『ミシシッピ組曲』
何もかもわからない、マルティヌー『弦楽四重奏曲第5番』
こういうことはままある、ウォルトン:室内楽作品集
いとおしい作品ばかり! 『スカルラッティ:ピアノ・ソナタ全集第2集』
300年の血統、今昔ベンダ一族による記念碑的アルバム
ロベルトとクララ、愛の花園、クララ・シューマン『ピアノ協奏曲』
露骨なほどの「恋愛シンフォニー」、アルヴェーン『交響曲第4番』
あまりにも残酷な現実、ヴュータン『ヴァイオリン協奏曲第7番』
最後のロマンティスト、バーバー:管弦楽作品集
過去の評価をすべて忘れて、キュイ『25の前奏曲集』
怖い顔しないでにっこり笑って、『ルロイ・アンダーソン:管弦楽名曲集』
こんなにも神に近い弦楽四重奏曲を聴いたことがない、ヴォーン・ウィリアムズ
とてつもなく強いメッセージ、メトネル『ピアノ五重奏曲』
第3章 有名作曲家[2]
どうしてこれほどまでに深く人の心に入り込んでくるのか、『ラインベルガー:ヴァイオリンとオルガンのための音楽』
ハチャメチャどんちゃん騒ぎ、ティシチェンコ『交響曲第7番』
悲しいくらいロシアの歌、グレチャニノフ『交響曲第1、2番』
グリーグはこの曲を聴いて自作交響曲の演奏を禁じた、スヴェンセン『交響曲第1番』
派手さより重厚さ、ダルベール『ピアノ協奏曲第1、2番』
アメリカ国民楽派の提唱者、チャドウィック
ピアノ協奏曲史上最も破壊的な終楽章、ヒナステラ『ピアノ協奏曲第1番』
夢のようなコンチェルト、フィンジ『クラリネット協奏曲』
ロシアの要塞で生まれたミヤスコフスキの交響曲
世の中そう甘くはない、モシュコフスキ『ピアノ協奏曲』
人間を力ずくで高きに導く、ラウタヴァーラ『交響曲第7番「光の天使」』
頑固なロマンティスト、バックス『交響曲第6番』
スウェーデンの大作曲家3人のすてきなヴァイオリン協奏曲
パーシー・グレインジャーの暗い影
魔教徒の巣窟、キラール:作品集
悪くない、世界最大の交響曲、ブライアン『交響曲第1番「ゴシック」』
甘く苦い「愛の日記帳」。「フィビヒ:ピアノ曲集「気分、印象と思い出」」
心から神に感謝したい、ヴィドール『ピアノ三重奏曲』
理解されなかった高邁な理想、マクダウェル
現代によみがえったフォーレ、ラター『レクイエム』
第4章 有名アーティスト
「注目の若手」ではなく実は……、ヘルムート・ミュラー=ブリュール
ノルウェーの偉人的ピアニスト、ステーン=ノックレベルグによる『ペール・ギュント』録音史上に残る名演
3大コンクールすべてに優勝した唯一の人、イリヤ・カーラーのチャイコイフスキー
「王子」、天衣無縫、ガロワのモーツァルト『フルート協奏曲第2番』
奏でられているのは間違いなく宗教曲、ファン・ダールのバッハ『ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ』
暴君指揮者バティス「ネロの饗宴」。バティス『ローマ三部作』
徹底的に熱い演奏、バティス「ラテンアメリカ管弦楽曲集」
演歌の大スターのオンステージ、フェドトフ、ブルッフ『ヴァイオリン協奏曲第1番』
ようやくベールを脱いだ若き巨匠の傑作、佐渡裕『イベール:管弦楽作品集』
消えかかっていた天才ヴァイオリニスト、イリヤ・グルベルト
気品ある色気となまめかしさ、マルティン、ハチャトゥリアン『ヴァイオリン協奏曲』
本場オケと歌い手によるファリャの名作
幸せなシンクロ、クチャルのカリンニコフ『交響曲第1番』
優しく穏やかに、西崎崇子の「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集」補完アルバム
第5章 マイナー作曲家
火事に遭って80パーセントの楽譜が焼失してしまったトヴェイト
グラミー賞「最優秀クラシック・アルバム」3部門受賞、ボルコム『無垢と経験の歌』
時代に関係なく天才は現れている、エスクデロ『葬送オラトリオ』
覚悟と緊張をもって臨みたい、インス:交響曲
その無防備さに惹かれてしまった、ホセ:管弦楽曲集
イギリス近代の特別な才能、ピットフィールド
エルンスト・レヴィの息子としてではなく
バスク出身の特殊な感性、アランバリ
バスクの聖なる山、グリーディ『ピレネー交響曲』
聴けば聴くほど味わい深まる、ジョージ・ダイソン
本格派イラン・クラシック、ヴァリ
時代の枠組みを超越した男、カーター・パン
エスニック・アヴァン・ギャルド、バラダ
ポップでロマンティック、コーネ
カタロニアの情緒豊かすぎる音楽、セーラ
洗礼名はモーツァルト、ブラジルの代表的作曲家グァルニエリ
音楽による使徒であり救世主、パヴロワ
天国的で幸福なシリーズ、「イギリス弦楽小曲集」
少年時代の悪夢、レフラー
第6章 日本作曲家選輯
山田耕筰/大木正夫/諸井三郎/橋本國彦/深井史郎/松平頼則/大澤壽人/須賀田礒太郎/安部幸明/伊福部昭/早坂文雄/大栗裕/別宮貞雄/芥川也寸志/黛敏郎/矢代秋雄/武満徹
「あとがき」の前に──アリアCD対談
あとがき
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