森 佳子(著)
四六判 188ページ 並製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-7184-6 C0073 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2004年06月 書店発売日 2004年06月20日 登録日 2010年02月18日
荘厳なメロディー、様式にもとづいた演奏、そして大時代な歌……あまりにも厳格ゆえに私たち日本人には理解不能な音楽、クラシック。幾重にも立ちはだかるクラシック=難解というイメージの壁を乗り越えて、「本当の理解」という到達点への道筋を照らし出す。
はじめに 第1章 クラシックは私たちになにを伝えたいのか クラシックのすそ野 クラシックの本道 「厚塗り、厚化粧」と「あっさり、さっぱり」──二種類のクラシック クラシックの金字塔、ロマン派の音楽とは? 人間そのものをドラマチックに描く音楽──ベートーヴェン、ベルリオーズ、バルトーク 人間そのものを描いていない音楽──バッハ、ドビュッシー なぞの古典派──ハイドン クラシックは進化しない 第2章 日本人がクラシックをやるということ 西洋人とちょっと違うかもしれない、日本人の趣味 ヴァーグナー崇拝 「通」好みのブルックナーの神髄 『第九』と日本人 日本人のクラシック音楽家 「和製」オーケストラの限界 日本のクラシック環境とマネージメント 芸術文化財団 私自身のこと クラシック評論は難しい 本当のクラシック評論 日本のクラシック評論 音楽とジャーナリズム 第3章 クラシックが「わかる」ということ いい音楽との出合い 芸術としての音楽 クラシック音楽とはなにか クラシックにチャレンジしよう──第六感が大事! クラシックと感動 私はどんなふうにクラシックに感動したか おわりに──クラシックをはじめて聴く人へ
青弓社
品切れ・重版未定