平林 直哉(著)
四六判 216ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-7171-6 C0073
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2003年06月 書店発売日 2003年06月21日 登録日 2010年02月18日
寝ても覚めてもクラシックに包まれて生きていく!──名演・名盤を制覇して本物の味を熟知した“盤鬼”が天才・異才音楽家たちと真摯に対峙し、その蠱惑的な創造世界の地底に降り立って重層的な響きの神髄をすくい取る、芳醇にして直截な音盤ガイド。
厳しく透徹したガラスの演奏 エウゲニ・ムラヴィンスキーオーケストラを鳴らす極意を知り尽くした ピエール・モントゥー濃厚なロマン主義に徹した超個性派 ウィレム・メンゲルベルクマスコミから遠ざかっていた真の巨匠ヴァイオリニスト ティボール・ヴァルガ死の直前に突如変貌した指揮者 ヘルマン・シェルヘン自由奔放な個性をもったヴァイオリニスト ナージャ・サレルノ=ソネンバーグロシアの生んだ怪物指揮者 ニコライ・ゴロワノフヴァイオリニスト史上、最も強烈な個性を発揮した名手 ブロニスラフ・フーベルマンファンタジーあふれる自由で詩的な音世界 シューラ・チェルカスキー不運の名指揮者だった元祖“クライバー” エーリッヒ・クライバーウィーン・フィルを最も美しく鳴らした指揮者 クレメンス・クラウス奇行で知られた自称“ピアニストの王様” ヴラディーミル・ドゥ・パハマン一生見栄を張って生きていた ヘルベルト・フォン・カラヤンとびきりおいしい料理、デュトワ/モントリオール交響楽団 シャルル・デュトワ炎のヴァイオリニスト チョン・キョンファジキルとハイド的指揮者 カール・ベーム気品のあるロマンティシズム ホルヘ・ボレットレコード録音を拒否しづつけた指揮者の“レコード” セルジュ・チェリビダッケ悲劇を乗り越え、真のヴァイオリンの女王へと アンネ=ゾフィー・ムター孤高の巨匠、そしてエピソードの王様 オットー・クレンペラーこのうえなく優雅で甘美な音色 ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団聴衆にも楽団員にも愛された、人徳の指揮者 山田一雄雄大さと奥ゆかしさ、甘美で深い抒情をもつ ジョコンダ・デ・ヴィート天下の名職人 ポール・パレー短くも美しく燃え エドゥアルト・ファン・ベイヌム濃い、とても濃い音楽 ツィマーマンのショパンヴァイオリンの音色の秘密ブルックナーに始まり、ブルックナーに終わる ゲオルグ・ティントナー北欧の演奏家の時代がやってくる?ついに引退を表明した大ヴェテラン・ヴァイオリニスト ルッジェロ・リッチ正当に評価されていない名指揮者 ユージン・オーマンディ人生と女性とワインをこよなく愛したヴァイオリニスト ジャック・ティボー霊感のほとばしるロンティスト カール・シューリヒト壮年期に輝きを見せた名指揮者 ハインツ・レーグナー銀メダルは価値が低い? レナー弦楽四重奏団没後40年に寄せて ブルーノ・ワルタードイツの魂の発露 ゲルハルト・タシュナーまたひとり、巨匠が舞台を去る クルト・ザンデルリンクつれづれなるままに、『第9』を聴く自然界の巨大な現象を思わせる ロヴロ・フォン・マタチッチのブルックナーヴァイオリニストの王様 ヤッシャ・ハイフェッツヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 テレフンケンのスタジオ録音「私はすべての作品が、あたかもモーツァルトが手がけたように指揮をしているのです」 ヨーゼフ・クリップス補足あとがき
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