杉本 良男(著)
A5判 256ページ 並製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-7161-7 C0074 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2002年12月 書店発売日 2002年12月06日 登録日 2010年02月18日
歌って踊って、ハッピーエンド。娯楽性・庶民性を徹底的に追求するインド映画のスタイルは何から生み出されるのか。伝統とグローバルが交差する異種混淆のハイブリッド性が映画に与える影響を、社会的・政治的な背景もまじえて解明するカルチュラル・スタディ。
はじめに序章 インド映画ってなに? 1 熱狂するファン 2 インド映画とは 3 むかしサタジット・レイ、いまラジニ・ガーント第1章 神話の時代 1 ファンタジーとテクノロジー 2 インド映画の出現 3 歌う映画、踊る映画 4 トーキー映画の黄金時代第2章 インド映画三都物語 娯楽映画の都ボンベイ 1 ボリウッド 2 世界一の映画生産国 3 ハイブリッド・ミュージック 4 アンチ・ヒーローとヴァイオレンス第3章 インド映画三都物語 芸術映画の拠点カルカッタ 1 サタジット・レイ 2 ベンガルの芸術映画と娯楽映画 3 ニュー・シネマ 4 地方語映画の繚乱第4章 インド映画三都物語 映画を政治化するマドラス 1 娯楽映画とナショナリズム 2 少年よ大志を抱け 3 家族・親族関係のメタファー 4 共産党と芸道もの──テルグ映画第5章 越境するインド映画 1 越境する愛──ジャンルを超えて 2 南インドの卓越──言葉の壁を超えて 3 情報化時代のインド映画──国境を超えて 4 還流する「インド」あとがき
青弓社
品切れ・重版未定