落合 真司(著)
四六判 188ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-7135-8 C0073 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2001年02月 書店発売日 2001年02月10日 登録日 2010年02月18日
みゆきがめざした言葉と表現とはなんだったのか。表現への妥協のないこだわりが生み出す難解さの向こうにある、心を癒し修復してくれるあたたかな母性の声。長年にわたってみゆきの言葉を追いつづける著者が見いだす世紀末のみゆき像。
序章 不毛の90年代を越えて 第1章 くりかえす喪失と警鐘──『わたしの子供になりなさい』の呼吸法 下町の路地に向かって 時間を積み重ねた春の喪失とやさしさ くりかえす哀しみを照らす灯をかざせ 第2章 コンサートツアー'98 母胎からの信号 新しい階層への滑走 傾斜10度の旅 心の自然治療力 第3章 十年目の『夜会』 紫の法則 時間に息をひそめるもの 幻の時空間に罪と命が迷い込む 渦巻く時の波間を越えて 第4章 珠玉の星々を集めて 『短篇集』 名もなき星たちの物語 転回する哀切──過ぎゆく季節 孤独に降り積もる粉雪 第5章 '00年『夜会』 現世における転生──ウインター・ガーデンのまやかし ガラス張りという偽りの温室 氷原の孤独な氷室守 前世の記憶がよみがえる──温室のまやかし 終章 言葉と表現の果てに DISCOGRAPHY
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