赤井 励(著)
四六判 296ページ 上製 定価 2800円+税 ISBN978-4-7872-7052-8 C0073 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1995年08月 書店発売日 1995年08月01日 登録日 2010年02月18日
明治期の日本にオルガンを導入した宣教師と、その音に魅了された若き音楽家や技術者たち。西洋音楽導入の機軸であり、文化史的・産業発達史的にも重要な意味をもつオルガンの歴史を、膨大な資料を精読し、新視点からたどった労作。
はじめに例言第一章 懐かしい音、足踏みオルガンの由来 1 キリスト教宣教の神器、リードオルガン 2 公立の小学校に風琴(リードオルガン)が入る第二章 国産リードオルガン製造の歴史 1 山葉(ヤマハ)オルガン(内国勧業博覧会の栄光) 日本楽器製造の大型リードオルガンについて 2 輸入オルガン 3 西川オルガン 4 松本オルガン 5 池内甚三郎のオルガン(関西楽器製造の巨人) 6 その他のオルガン製造会社とオルガン販売全般 7 足踏みオルガン修理のご案内第三章 島崎赤太郎の一生 1 島崎赤太郎の生い立ち 2 明治期最初のオルガニスト 3 ライプツィヒの文部省留学生 4 「尋常小学唱歌」と島崎赤太郎 5 晩年の島崎赤太郎第四章 エドワード・ガントレット 1 明治時代のガントレット 2 大正時代のガントレット 3 晩年のガントレット第五章 外国人居留地のパイプオルガン導入 1 横浜居留地のパイプオルガン 横浜クライスト・チャーチ 横浜ユニオン・チャーチ(海岸教会) 横浜天主堂(山手カトリック教会) 2 築地聖三一大聖堂 3 神戸のオルガン群終章 島崎赤太郎以後のオルガン史 1 昭和期(戦前)の楽壇 2 東京音楽協会の謎 3 田辺尚雄と音楽評論 4 昭和初期のオルガン界 5 戦時下のオルガン界 6 終戦直後のオルガン界 7 「音楽人名辞典」の作り方教えます/結語協力者・資料提供者主要参考文献あとがきと自分のこと索引
青弓社
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