社会一般
阿部 潔(著)
A5判 212ページ 並製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-3368-4 C0036 在庫あり
奥付の初版発行年月 2014年01月 書店発売日 2014年01月19日 登録日 2013年12月13日
現代社会の監視とは、見張り/見張られ、見守り、相互に見合うことである――6本の映画作品に現れる「監視」のありようを読み解きながら、監視が日常に織り込まれ、デフォルトとして設定されている社会の本質をえぐり出し、そこに潜む「おぞましさ」に迫る。
プロローグ 監視をめぐるイマジネーション チャプターⅠ プレビュー 個人情報の行方 スクリーンⅠ 『未来世紀ブラジル』――「死体の不在」という謎 インターミッション バトル氏の独白 ビデオ/ブック・ガイド チャプターⅡ プレビュー データとしての身体 スクリーンⅡ 『ガタカ』――「人間の尊厳」の条件 インターミッション ガタカの医師のつぶやき ビデオ/ブック・ガイド チャプターⅢ プレビュー 犯罪なき社会への欲望 スクリーンⅢ 『マイノリティ・リポート』――「神のごときシステム」の陥穽 インターミッション ショーンの回想 ビデオ/ブック・ガイド チャプターⅣ プレビュー 国家権力の影 スクリーンⅣ 『善き人のためのソナタ』――「あまりに人間的な」転向 インターミッション クリスタの後悔 ビデオ/ブック・ガイド チャプターⅤ プレビュー 陰謀への妄想 スクリーンⅤ 『バーン・アフター・リーディング』――「陰謀」の遍在と不在 インターミッション チャドの嘆き ビデオ/ブック・ガイド チャプターⅥ プレビュー 眼差しの快楽 スクリーンⅥ 『LOOK』――「プライバシー」の現在 インターミッション 連れ去られた女の恨み ビデオ/ブック・ガイド エピローグ 監視のおぞましさの正体 あとがき
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