青弓社ライブラリー 75
社会一般
川添 裕子(著)
四六判 256ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3356-1 C0336 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2013年05月 書店発売日 2013年05月18日 登録日 2013年03月14日
プチ整形、シミ・しわの除去、豊胸手術――女性はなぜ美容整形に走るのか。西アフリカでの調査を基に近代以前の身体加工の実例を紹介し、韓国と日本でのインタビューから現在の美容整形への価値観に迫って、身体の改善志向と自己意識との関係性を解明する。
はじめに 第1章 美容整形の横顔――日本も整形大国!? 1 身近になった整形 2 世界トップ10入りか!? 3 美容整形を文化として捉える 第2章 文化としての美容整形――加工しない身体はない 1 身体加工の普遍性と多様性 2 ブルキナファソの瘢痕文身 3 身体観の変貌 第3章 美容整形の歴史――白人美のグローバル化 1 西欧から世界へ 2 日本における展開 3 生物医学としての実践 第4章 〈普通〉を望む人たち――日韓比較から見るローカルな文化の影響 1 日本――「普通」と「秘密」 2 韓国――「普通?」と「正直」と「必要なければ言わない」 3 ローカルな文化の影響 4 グローバル化と〈普通〉 第5章 ビフォーアフター、アフターアフター――身体の地平 1 「整形リピーター」 2 生まれ変わる 3 狭間の実践 おわりに あとがき
品切れ・重版未定