青弓社ルネサンス 4
若林 幹夫(著)
A5判 298ページ 上製
定価 4000円+税
ISBN978-4-7872-3353-0 C0336
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2013年04月 書店発売日 2013年04月11日 登録日 2013年01月21日
古代アフリカの王国、『記』『紀』の日本の都、中国の都城、中世ヨーロッパの都市、近世都市としての江戸、アメリカの近代都市など、時間と空間を超えて都市のありようを捉え、哲学・思想を縦横に用い、人々の行為や経験が蓄積する場としての社会性を描き出す。
第1部 熱い都市 冷たい都市
まえがき
序章 都市という不在
1 問題
2 都市の概念
3 比較都市論
4 都市論としての近・現代社会論
5 基準としての都市/例外としての都市
6 視点と方法
7 本書の構成
第1章 二次的定住
1 〈中心〉と〈境界〉
2 二次的定住
第2章 都市という社会
1 氏族の空間と国家の空間
2 都の空間と町の空間
3 夢と覚醒
第3章 熱い都市 冷たい都市
1 冷たい都市
2 熱い都市:1
3 熱い都市:2
結章 都市と社会
1 問いと答え
2 永遠の都市
3 近代都市
4 都市の発見 社会の発見
5 都市の理論と社会の理論
6 都市としての現在
あとがき
第2部 都市・空間・身体――都市の社会学の可能性
第1章 都市がなぜ社会学にとって問題となるのか?
1 都市社会学と都市論の風景――「シカゴ学派」と「新都市社会学派」
2 都市が「社会」として発見される――「都市とは社会的実験室である」
3 都市はなぜ都市であるのか?――マックス・ヴェーバーの『都市の類型学』
4 都市的問題の発生――冷たい都市と熱い都市
第2章 「社会的」空間考
1 「社会的」空間論
2 「空間」としての社会
3 現象学的空間像
4 地図と伝達
5 空間像と社会的協働連関
第3章 二十世紀の都市と身体――荒野と機械の間
1 都市の二十世紀
2 大都市化と二重の感受性
3 モデルとしての計画
4 遍在するユートピアと機械―身体協働系
5 荒野=機械としての都市
初出一覧
増補版あとがき
解題 当たり前であることの〈謎〉 南 泰裕
品切れ・重版未定
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