四六判 268ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-3333-2 C0036
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2011年12月 書店発売日 2011年12月09日 登録日 2011年11月28日
名誉毀損、プライバシー侵害、盗用・著作権侵害、差別・不適切表現、商標権侵害……「ついうっかり」の表現が違法・触法になったり、他者を傷つけて抗議を受けたり、高額な賠償を求められたりする「危機」を回避するための編集者・執筆者は必携のマニュアル。
まえがき
第1章「名誉毀損」「プライバシー侵害」訴訟は編集者の宿命
1 「名誉毀損」「プライバシー侵害」訴訟に強くなろう
2 メディア規制・高額賠償支払い判決続発までの舞台裏
3 書籍にも「名誉毀損」「プライバシー侵害」の裁判例はこんなにある
4 「名誉毀損」「プライバシー侵害」が出版差し止めになる場合
5 「名誉毀損」「プライバシー侵害」をいかに防ぐか
6 肖像権の侵害とは何か
第2章盗用か、引用か――著作権侵害の境界は微妙
1 著作権、何も知らないと大ケガをする!
2 著作権法の基本の基本「著作物の利用とアイデアの利用 どこが違う?」
3 昔片隅、いま主流、ますます増える著作権トラブル
4 「引用」は、許可を求める必要もなければ、当然、支払いも無用
5 著作権トラブルを防ぐ「これだけは要注意!」
6 訴訟で負けると、こんな責めを負う。著作権侵害には刑事罰もある!
7 著作権侵害の責めを負わない手段はあるか?
8 出版社、編集部には「著作権」はほとんどない!?
9 肖像権には経済的な利用の側面もある。パブリシティー権も必須知識だ!
第3章「商標権侵害」「不正競争防止法」トラブルって何だ?
1 出版社での商標権侵害のトラブル事例を総覧してみよう!
2 過去の商標問題事例から、編集者の留意点を探る
3 編集長になったら気をつけろ! 「商標に関する基礎知識」
4 ライバル商品に要注意! 不正競争防止法のトラブル事例
5 たまには訴える側にまわってみよう。攻撃法を知り防御策を磨け!
6 デジタル化に必要な、商標登録の対応
7 「特許庁」「弁理士」について知っておこう
8 商標の管理にはお金がかかるのだ(商標管理費用)
第4章「景品表示法」「製造物責任法」「薬事法」の落とし穴
1 雑誌編集者には必須、「景品表示法」のルールを完全マスターせよ!
2 広告、懸賞、懸賞告知、プレゼント、全員サービスなど、これは絶対「NO!」10例
3 「情報」に製造物責任はない、でも、知っておきたい「PL法」
4 本当は怖い「薬事法」の中身、「甘い話」は要注意!
5 あなたが一般誌の編集者ならば、ここに気をつけよう
第5章コミックはトラブルの百貨店と覚悟せよ
1 「ステレオタイプな絵」「職業蔑視」など最も多い差別表現トラブル
2 歴史的事実を描くコミックでは「歴史認識」の有無がトラブルの元になる
3 性表現、暴力表現など「倫理観」は一般企業の専売特許ではない
4 モデルは人・もの・団体・会社などが「実在しないか」確認せよ
5 コミックにも「名誉毀損」訴訟は起きるのだ
6 イスラム、ユダヤなど「宗教のタブー」にふれていないか
7 コミックは「背景描写」でトラブルになりやすい
8 特定の企業、ブランド品などを描くときは商標権について細心の注意を払え
第6章文庫とコミックは「差別・不適切表現」の宝庫だと思え!
1 差別・不適切表現が発覚すると人権団体に「抗議・糾弾」をされる場合がある
2 「絶版本」の復刻、親本の「文庫化」の際は特に注意が必要
3 編集者泣かせでは終わらない「屠場差別」表現は文庫の独壇場
4 日本の差別の源流は「部落差別」だ
5 障害者差別はコミックが最大の発生源
第7章最強の編集者は「指摘・抗議・クレーム」への対応がうまい
1 これからは「危機管理」に弱い編集者は生き残れない!
2 抗議への対応の基本は「誠実さ」。編集者の横柄さ・慇懃無礼は事態を悪化させるだけ
3 メールによるクレーム・抗議への鉄則は「メールで回答するな」
4 文書による抗議には、まず差出人に「回答する」ことを連絡する
5 代理人(弁護士)選任・依頼の可否判断は慎重に
6 差別表現などによって、人権団体との協議が糾弾会に発展した場合
7 エセ同和行為(物品販売、対価要求)は断固拒否すること
8 政治結社などからの抗議には、その団体の「背景」を警察を通して確認をすることが先決
9 「謝罪広告」掲載要求を伴う抗議には、弁護士の判断に従え
参考文献一覧
あとがき
品切れ・重版未定
送料無料162-0801 東京都新宿区山吹町337
電話:03-3268-0381
ファクス:03-3268-0382
●会社案内 ●購入案内 ●プライバシーポリシー ●特定商取引法に基づく表示
●特約店一覧
●リンク
掲載している文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。それ以外のものと青弓社社員によるものの著作権は株式会社青弓社にあります。