青弓社ライブラリー 42
大野 正和(著)
四六判 192ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3249-6 C0336 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2005年10月 書店発売日 2005年10月07日 登録日 2010年02月18日
同僚の目が怖い──。日本型経営の特徴である職場での相互扶助と相互監視は、人間の心理に何をもたらしたのか。上司からの縦の管理に、同僚による配慮という名の「横の監視」が交差する職場環境とそこで発生する息苦しい人間関係、強迫の心理をえぐり出す。
はじめに 第1章 グローバル化する職場のストレス 第2章 日本的経営とピア・プレッシャー 1 ジャパナイゼーションの時代 2 日本的経営に学んだ欧米 3 ピア・プレッシャーをどう考えるか 4 仲間・同僚の目に見える管理 第3章 職場でのピア・プレッシャーの実際 1 職場のまなざしによる規律化 2 仲間に迷惑をかけるという罪悪感 3 チームワークの職場集団性 4 伝統的欧米型労働を超えて 第4章 ピア・プレッシャーとパノプティコン 1 顧客志向性とピア・プレッシャー 2 協奏的統制としてのピア・プレッシャー 3 水平と垂直のキメラ的統制 第5章 キメラ的混成のグローバリゼーション 1 〈垂直的管理〉と〈水平的管理〉の原理 2 パノプティコンと〈垂直的管理〉 3 ピア・プレッシャーと「配慮の倫理」 4 監視と配慮のまなざしの相互作用 あとがき
青弓社
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