八岩 まどか(著)
四六判 208ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-3244-1 C0039
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2005年06月 書店発売日 2005年06月15日 登録日 2010年02月18日
商売繁盛の招き猫、子宝の神や養蚕の神、災難を一身に背負って死んでいく身代わり猫、祟り伝説の化け猫、葬儀で棺桶を奪う猫など、いまも各地で祀られている猫神様を訪ねて由来を丹念に調べ、地域の人々の熱い信仰心をとおして、猫の霊力を生き生きと伝える。
山形県猫の宮──愛猫の供養に訪れる人が多い岩手県福蔵寺──地元の人々に愛される猫塚正法寺──和尚のために大鼠を退治した猫の伝説が残る宮城県根古の森の猫神社──正月に子どもたちが参詣した小さな社青龍寺──病気の和尚に卵を運んだ猫美与利大明神──猫の島の猫神様福島県猫啼温泉──和泉式部がかわいがった猫が見つけた温泉石宮の猫魔観音──化け猫も祀られれば観音様になる猫稲荷──養蚕の守り神となった稲荷社猫魔ケ岳──山の主は大猫だった栃木県日光東照宮──「眠り猫」の本家本元群馬県養蚕神社──名前どおり蚕を守った猫神様埼玉県昌福寺──寺を繁栄に導いた猫檀中少林寺──茶釜のふたを叩いて踊った猫の恩返し東京都自性院──猫の顔をもつ猫地蔵を祀る寺大信寺──三味線屋の看板猫の猫塚がある回向院──江戸時代からペットを葬る人が多かった豪徳寺──井伊家の殿様を招いた幸運招く猫今戸神社──江戸の庶民に愛された今戸焼の招き猫永久寺──明治の文士に愛された山猫の夫婦が眠る寺琴平神社──山の上から養蚕の豊作を見守る猫神様神奈川県称名寺──仏典とともに船で来た唐猫新潟県普光寺──左甚五郎作と伝えられる「魔除けの猫面」雲洞庵──退治された化け猫の骨も伝わる宝光院──猫婆が改心して天女になった南部神社──猫又権現とも呼ばれた猫神様長野県安宮神社──峠に石仏・石神と猫神も並ぶ法蔵寺──袈裟をかけ念仏を唱える三毛猫がいた寺猫石──坂上田村麻呂を助けた大猫伝説岐阜県高山陣屋の猫石──代官の娘を守った猫は陣屋の守り神富山県猫又山──大きな山猫がすむ山とは佐味神社──娼妓に愛された猫の姿が絶えなかった境内石川県龍昌寺──花街の信仰を集めた猫寺福井県袋羽明神──化け猫と人間の知恵比べの結末は京都府檀王法林寺──江戸時代に信仰を集めた黒い招き猫称念寺──満月に浮かれ踊った猫の恩返し大原神社──蚕を守る猫石を求めて列ができた春秋の祭り大阪府四天王寺──大晦日に門を抜け出した木彫りの猫住吉大社内の楠●★王へんに君★社──毎月招き猫を集めればご利益もいっぱい和歌山県和歌浦天満宮──江戸時代造営の社殿に彫られた「眠り猫」兵庫県養父神社──神職も「お猫さん」と呼ぶ猫神様島根県 中宮神社──「猫宮」という屋号に残る信仰 転法輪寺──踊り好きな猫「おふじ」の恩返し鳥取県 猫薬師──湖山池に伝わる長者と猫の伝説徳島県 王子神社──受験の神様でもある猫神様 お松大権現──主人の恨みを猫が晴らした香川県 猫塚──山の主だった猫が噴火で飛ばされて熊本県 根子岳──猫たちが修行する聖なる山 猫宮大明神──犬との戦いに勝った三毛猫を祀る社 猫石稲荷大明神──山中に赤い鳥居が立ち並ぶ 猫の岩屋──若猫を鍛える猫仙人 生善院──相良家の化け猫騒動鹿児島県 猫神神社──島津軍が連れていた軍猫コラム 飼い猫の始まり 古代エジプトの猫の女神1 古代エジプトの猫の女神2 猫が死ぬと喪に服す チーターは王様のペット 占星術と猫 黒猫は魔女の使い 猫は薬でもあった 猫の大虐殺 猫は九つの生命をもつ 猫鬼 狛犬はもともと猫族だった 猫の値段は馬の五倍! 猫と狸の関係 猫は航海の守り神 遊女に愛された猫 猫は遊女の俗称 死体を奪う猫 ヨーロッパの猫の王 謎の猫絵師 猫絵の殿様 猫好きの天皇 宮廷女官になった猫 左甚五郎と化け猫伝説 猫の葬法 猫に関わる年中行事 猫の解放令 神通力をもつ猫又 吾輩のにせ者 猫好きの浮世絵師参考文献おわりに
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