石川 瞭子(著)
四六判 200ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-3204-5 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月 2002年09月 書店発売日 2002年09月05日 登録日 2010年02月18日
心の底では本当は登校したがっている子どもたちは多い。その子らをどのようにサポートすれば再登校できるのか。「まず、父親が生活を変え、不登校からの脱出の中心に立て」と、1000件のサポート体験にもとづいて具体的に提言する実践の手引書。
まえがき──臨床の現場から
第1章 不登校を解決するための統合類型をつくったわけ──じつは学校に戻りたい、不登校の子どもたち
1 不登校のいま、そして、援助者の対応は?
2 不登校、そのとき父親は?
3 制度の落とし子として、校内型不登校が出現
4 「やさしさ」のレトリックへの警鐘
5 不登校は今後どうなる、そして欧米の取り組みは?
6 なぜ現代の不登校の統合類型をつくったのか
第2章 不登校、そのとき父はどうしたか──三人の親と二人の援助者の手記
1 水を得た魚のように……父親Ⅰ・Sさんの手記
2 お父さんに「ありがとう」って言いたい……母親Y・Sさんの手記
3 それは次女が中一のときに始まった……母親N・Tさんの手記
4 子どもの不登校に迅速に対応した父親……カウンセラー・執行羊子さんの手記
5 家族の問題としての不登校……カウンセラー・後藤弘美さんの手記
6 体験事例から見えてくること
第3章 現代の不登校の六類型と援助の方法
1 医療型の不登校
2 在宅自閉型の不登校
3 在宅解放型の不登校
4 非在宅校内型の不登校
5 非在宅校外型の不登校
6 非行犯罪型の不登校
7 現代の不登校のかたちをまとめてみると
8 現代の不登校と援助のかたち
9 現代の不登校への対応をまとめてみると
第4章 校内型不登校の援助の実態と課題を考える
1 校内型不登校の事例と援助の経過
2 この事例をどうみるか
3 校内型不登校を生み出した大人たちの責務
第5章 不登校のこれから、そしてどうすべきなのか
1 生活問題としての不登校
2 不登校の問題と家族の問題の関連
3 現代の不登校の新しい動き
4 不登校の今後の課題
5 私たちがこれからするべきこと
あとがき
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