クリティーク叢書 18
富田 三樹生(著)
四六判 298ページ 上製
定価 3000円+税
ISBN978-4-7872-3168-0 C0336
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2000年01月 書店発売日 2000年01月01日 登録日 2010年02月18日
東大病院闘争時から一貫して自主管理・自主看護を掲げて闘いつづけた著者の、30年にわたる精神医療改革運動の総括。事件の推移を客観的に整理し、反対派のものも含めた史料の再検討によって、運動・闘争の歴史的意義をあらためて問いなおす。
はじめに序1 学会運動と東大精神科の二十年2 東大精神科の統合過程の報告 (1)はじめに──年表・東大精神科の軌跡 (2)第六期──宇都宮病院問題から精神衛生法改正へ (3)第七期──自主管理体制の終結と診療統合 (4)第九期──組織統合 資料編 1 一九六八・一〇・二一 東京大学精神科医師連合設立宣言 2 一九七四・三・一 「刑法改正、保安処分に反対する百人委員会」趣意書 3 一九九二・二・一二 精神神経科の診療体制について(科長会での声明) 4 一九九三・四・五 第一回合同宇都宮病院問題シンポジウムにおける富田の発言 5 一九九三・六・一 診療統一についての教授の口頭声明 6 一九九三・八・一六 第一回宇都宮病院問題シンポジウムを受けての医師会議としての総括 7 一九九三・一二・一三 第一回宇都宮病院問題シンポジウムを受けての教室員会議の見解 8 一九九四・七・一一 第二回宇都宮病院問題シンポジウムを受けての医師会議の見解 9 一九九四・一一・二二 分院神経科の宇都宮病院問題についての見解 10 一九九四・一二 精医連声明──東大病院精神科の診療一本化と精医連の活動停止にあたって 11 一九九五・四・二二 第三回宇都宮病院問題シンポジウムでの富田の発言 12 一九九八・九・一六 宇都宮病院裁判(安井健彦氏の民事訴訟)における陳述書──佐々木由紀子3 精神衛生法改正と処遇困難者専門病棟問題の回顧──中山宏太郎氏の軌跡をめぐって 資料編 1 一九九六・八・三〇および九・六 「処遇困難者専門病棟」新設阻止共闘会議が全国精神障害者団体連合会に出した公開質問状 2 一九九七・一・二六 全国精神障害者団体連合会からの「処遇困難者専門病棟」新設阻止共闘会議への返事 3 一九八六・一一・一 「保安処分に反対する精神医療従事者協議会」声明 4 一九八七・一・二九 国際フォーラム決議 5 一九八八・二・一三 国内フォーラム「精神医療の抜本的改革に向けて」四項目確認 6 一九八七・ニ・一四 精神衛生法をめぐる精神医療従事者団体懇談会「統一見解」 7 一九八七・六 精神衛生法撤廃全国連絡会議 声明・精神保健法案を弾劾する 8 一九八六・三 精従連 精神衛生法「改正」問題に関する緊急アピール 9 一九九〇・四 「精神科医療領域における他害と処遇困難性に関する研究」の「研究結果要旨」 10 一九九一・七・一五 公衆衛生審議会「処遇困難患者対策に関する中間意見」補論 指定医制について
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