青弓社ライブラリー 4
ラジオ体操の誕生
黒田 勇(著)
四六判 236ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-3165-9 C0336
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1999年11月
書店発売日 1999年11月01日
登録日 2010年02月18日
紹介
国をあげて西欧化に邁進していた1920年代。当時最先端のメディアだったラジオを使ったラジオ体操は、西欧的な身体観と、単一的な時間感覚を国民に植えつけることに寄与した。史料を精査しながら近代日本の一側面を浮かびあがらせる。
目次
はじめに第1章 ラジオ体操の創始と保健衛生 1 ラジオ体操の創案 2 保健・衛生思想の拡大 3 簡易生命保険の普及 4 ラジオ体操の「輸入」と普及第2章 身体と健康の近代化 1 健康への欲求 2 身体そのものの合理化 3 アメリカのラジオ体操と日本のラジオ体操第3章 ラジオ体操と時間の近代化 1 「早起き」とラジオ体操 2 時間の再編成 3 ラジオ体操と時間規範第4章 ニューメディアとしてのラジオ 1 黎明期のラジオ放送 2 ラジオの都市文化的色彩とラジオ体操 3 社会教育としてのラジオ第5章 ラジオ体操とスポーツへの熱狂 1 社会体育とスポーツの振興 2 野球とラジオ実況中継 3 オリンピックとラジオ 4 「ラジオ体操の会」の発展おわりにあとがき参考文献
著者プロフィル