津田 幸雄(著)
四六判 252ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3162-8 C0039 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1999年06月 書店発売日 1999年06月30日 登録日 2010年02月18日
人間は、地球の重力の呪縛から逃れて浮遊することを夢み、同時に落下する快楽を求めてきた。絶叫マシンやバンジージャンプから、水泳や舞踊、絵画や伝説、祭りなどまでを射程に、われわれの無重力・浮遊・落下への欲望と神秘とを考察する。
はじめに第1章 遊園地──身体と天体の共演 1 落下浮遊の豊饒 2 浮上する別世界 3 人は原初から無重力を愛した 4 激しい落下行動──ランドダイビング 5 穏やかな浮遊装置──ブランコ 6 落下する身体の神秘第2章 競技と舞踊──身体浮遊の文化 1 スポーツ原論と重力 2 スポーツは重力の子ども 3 浮遊するスポーツ 4 森羅万象への身体浮遊──舞踊 5 人はなぜ踊るのか 6 ムーンウォーク──アポロ文明の舞踊化第3章 万物は浮遊する幻 1 生活誌のなかの浮遊 2 太陽の落下──落日への視線 3 滝の真実──なぜ人は滝に魅せられるのか 4 身体浮揚 5 不死への浮遊
青弓社
品切れ・重版未定