虎井 まさ衛(著) / 宇佐美 恵子(著)
四六判 196ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3146-8 C0036 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1997年11月 書店発売日 1997年11月30日 登録日 2010年02月18日
日本でも医療として性転換手術が認められた性同一性障害。幼少のころから自分の肉体的性との違和感に苦しみつづけ、アメリカで性転換を遂げることで安らぎを得るまでの半生の精神史を当事者が、国内の認可をめぐる動向をジャーナリストがレポートする。
まえがき 虎井まさ衛第1章 ある性転換者の記録 虎井まさ衛 はじめに 1 性転換前──いつも世間と相容れない人が好きだった 疑念、衝撃、決心 音楽と少年たち なりたい自分 始動 男の友情 ニューヨークへ 2 性転換のこと──身体を心に合わせさえすれば 平らな胸で故郷へ 完遂 解放、自由の味 3 性転換後の未来──自分らしい自分で世界と向き合いたい 男とは、女とは第2章 新聞ジャーナリズムのなかの性同一性障害の人びと 宇佐美恵子 取材のきっかけ 性転換手術にゴーサイン マスコミ発表 答申の背景 日本精神神経学会の登場 ジェンダークリニック設置 安易な手術を封じ込める 日本精神神経学会の答申 初めての公開シンポジウム ガイドラインにのっとって… ジェンダークリニック委員会が発足あとがき 宇佐美恵子
青弓社
品切れ・重版未定