川村 邦光(著)
四六判 224ページ 上製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-3143-7 C0039 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1997年10月 書店発売日 1997年10月30日 登録日 2010年02月18日
憑依とは何か? 東北地方を中心にいまも存在し、死と生のはざまを遊弋しながら、人々の生の苦悩や死の不安を解消する巫女。憑依する身体を獲得した晴眼の巫女の生活史と癒しのプロセスを読み解き、現代での憑依の意味をとらえなおす。
I 柳田国男の“女の力”論 1 “妹の力”とは 2 巫女の系譜 3 “神憑き”とはII 憑依とはなにか 1 憑依のゲーム 2 憑依の解釈 3 憑依の位相III カミサマの語る経歴 1 巫女の現状 2 阿部はるの巫女 3 石原とみ巫女 4 佐々木よしの巫女 5 成巫プロセスのパターンIV 憑依への水路 1 “生まれ”の意識 2 地域医療と病気のプロセス 3 病気体験の経路 4 歩く・聞く・拝むV 憑依の発生と身体化 1 はじめての憑依 2 憑依霊の特性 3 憑依の解釈・評価をめぐる闘いVI 憑依技法の心身化 1 “行”ということ 2 霊能の証明 3 憑依技法の修練VII 憑依文化の現在 1 生と死の文化 2 憑依の文化の諸相 3 生の儀礼としての民俗治療 4 死者と生者を媒介する死の儀礼あとがき
青弓社
品切れ・重版未定