メディア論的思考 端末市民の連帯意識とその深層

桂 英史（著）

四六判 　224ページ　上製
定価　2400円＋税
ISBN978-4-7872-3120-8　C0036
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1996年04月
書店発売日　1996年04月30日
登録日　2010年02月18日

紹介

20世紀が生み出した電子メディアのテクノロジーは「個人」を「端末市民」へと抽象化し、一方、その「超＝国家性」によってインターネットという新しい「連帯」の形態を作り出す。ネットワーク社会に生きる端末市民をめぐる論文集。

目次

はじめに

自然の文法──もうひとつの近代

未来の化石

連帯の深層

「端末市民」という推論

世界記述のプログラム

「速い男」をめぐるエクスタシー──テクノロジーとしてのスポーツ

タイプライターとピアノ──グルードの「メディア論」

ライティング・ゲーム

無限を殺せ──エートスとしてのリアリティ

端末市民のゆくえ

注および参照・引用文献

あとがき

初出一覧

著者プロフィル

桂　英史（カツラ エイシ）

1959年、長崎県生まれ。図書館情報大学大学院修了。文部省・学術情報センター研究開発部助手、ピッツバーク大学客員研究員、東京造形大学デザイン科助教授を経て、現在、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教授。著書『図書館建築の図像学』（ＩＮＡＸ出版）、『インタラクティヴ・マインド』（岩波書店）、『司馬遼太郎をなぜ読むか』（新書館）『東京ディズニーランドの神話学』（青弓社）など。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。