メディア・イベント 歴史をつくるメディア・セレモニー

ダニエル・ダヤーン（著） /　エリユ・カッツ（著） /　浅見 克彦（訳）

四六判 　424ページ　上製
定価　4000円＋税
ISBN978-4-7872-3115-4　C0036
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1996年02月
書店発売日　1996年02月27日
登録日　2010年02月18日

紹介

王室の結婚、オリンピック、月面着陸、大統領の葬儀、政党の全国大会など、テレビを媒介に成立するメディア・イベントは、リミナルな時空間へ人々を誘い込んで集団的記憶をかたちづくる。メディア論の新境地を切り開いた画期的論考。解題：吉見俊哉。

目次

はしがき第一章　メディア・イベントの定義──マス・コミュ二ケイションの特別な祭日第二章　メディア・イベントの脚本──競技型、制覇型、載冠型第三章　メディア・イベントをめぐる駆け引き第四章　メディア・イベントの上演第五章　メディア・イベントを「祝う」第六章　メディア・イベントの魔術的効力第七章　メディア・イベントの概観補録　メディア・イベントの作用を評定する五つの枠組み注謝辞参考文献解題──吉見俊哉訳者あとがき

著者プロフィル

ダニエル・ダヤーン（ダヤーン,ダニエル）

1943年生まれ。フランス国立科学研究センター特別研究員。主な論文として、The tutor code of classical cinema や Electronic ceremonies:television performs a royal wedding（カッツと共同執筆）がある。

エリユ・カッツ（カッツ,エリユ）

1926年生まれ。ペンシルヴェイニア大学アンネンバーグ・コミュニケイション研究所委嘱教授、ガットマン応用科学研究所科学主事。主な邦訳に、『パーソナル・インフルエンス』（培風館、Ｐ・ラザースフェルドとの共著）などがある。

浅見　克彦（アサミ カツヒコ）

1957年、埼玉県秩父生まれ。北海道大学大学院修了。北海道大学教員。著書に、『人間社会の論理』（共著、青弓社）。『批判のエロス』（青弓社）、『所有と物象化』（世界書院）、訳書に、『アート・クラック』（青弓社）『イギリス王室の社会学』（共訳、社会評論社）がある。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。