毒殺百科

ブライアン・マリナー（著） /　平石 律子（訳） /　岩本 正恵（訳）

四六判 　296ページ　上製
定価　2800円＋税
ISBN978-4-7872-3075-1　C0036
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1993年12月
書店発売日　1993年12月01日
登録日　2010年02月18日

紹介

有史以来あまたの殺人者を魅了しつづける毒薬。犯罪学研究の第一人者が毒殺史をひもといて、数々の事例を精選し、ひ素、ストリキニーネ、シアン化物などの科学的考察を加え、その全貌に迫る。相剋する人間心理を、毒殺の物語が浮き彫りにする。

目次

序文／コリン・ウィルソン１　ジョージ・チャップマン　残酷なカサノバ２　ジョージ・ヘンリー・ラムソン　堕ちた聖人３　フローレンス・メイブリック　猫女（キャット・ウーマン）４　アーサー・ウォーレン・ウエイト　エジプトから来た男５　アーサー・ケンドリック・フォード　愚かな夢見人６　アデレイド・バートレット　ラッキー・レディ７　平沢貞通　慇懃な被告人８　エドモン・ド・ラ・ポメレ　博打うち９　ホーリー・ハーヴェイ・クリッペン　恐妻家10　ケネス・バーロウ　冤罪を主張し続ける男11　ボドキン・アダムズ　医師の試練12　イッポリート・ド・ボカルメ　破産した伯爵13　ユージーン・マリー・シャントレル　無垢なものの誘惑者14　ルイザ・メイ・メリフィールド　不注意なおしゃべり女15　トーマス・ニール・クリーム　毒のあるいたずら者16　グラハム・フレデリック・ヤング　怪物の死毒殺事件リスト／関連図書

著者プロフィル

ブライアン・マリナー（マリナー,ブライアン）

イギリス人。強盗罪で５年服役した過去を持つ。出所後、犯罪心理に興味を持ち、自らの刑務所生活を描いた自伝的作品『Five Years Hard（重労働５年間）』や『Forensic Clues To Murder（殺人の病理学的ヒント）』『Century Of Sex Killers（セックス殺人鬼の時代）』など犯罪者の心理を追求した作品を数多く発表。他に『カニバリズム──最後のタブー』（青弓社）。コリン・ウィルソンとジョン・グラント共同監修による『「未知」への事典』にも共同執筆者として名を連ねる。

平石　律子（ヒライシ リツコ）

1954年生まれ。津田塾大学国際関係学科卒。ＴＶプロダクション、ブリティッシュカウンシル勤務を経た後、翻訳家。訳書：『カニバリズム──最後のタブー』、『毒殺百科』（共訳、いずれも青弓社）『ジェームズ・ディーン/ワーズ』『ジェームズ・ディーン』（ともにソニー・マガジンズ）など。

岩本　正恵（イワモト マサエ）

1964年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。訳書に、Ｂ・マリナー『毒殺百科』（共訳）Ｔ・Ｊ・リーチ『絞首刑執行人の日記』ジム・ホグシャー『アヘン』（いずれも青弓社）。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。