クリティーク13 資本主義

菊判 　192ページ　並製
定価　1200円＋税
ISBN978-4-7872-3015-7　C0330
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1988年11月
書店発売日　1988年11月01日
登録日　2010年02月18日

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紹介

　経済学的な資本主義論を再審に付し、その専制から脱して、拡散していく問題群をとらえかえす。資本主義の現在を、多角的に測定するための試み──。／山之内靖、木前利秋、小倉利丸、田崎英明、橋爪大三郎、野崎六助、小野雄一ほか。

目次

１　［特集］資本主義　（１）コミュニケーション的行為は批判の基盤たりうるか　ハーバマスへの質問状　　山之内靖　（２）ポスト・モダン文化と資本主義の変貌　　木前利秋　（３）資本主義批判の方法的革新に向けて　ポスト・フランクフルト学派の宣揚　　山之内 靖／木前利秋／［司会］小倉利丸　（４）機械破壊者　資本の欲望とプロレタリアートの機械について　　田崎英明　（５）資本主義とアジアの戦略　日本と中国の近代化をめぐって　　橋爪大三郎　（６）影の牢獄のポリティックス　　野崎六助　（７）欲望としての老い　時間の呪縛をこえて　　小野雄一２　［「反原発、その射程」をめぐって］　（１）運動のリアリティと科学内在批判　　湯浅欽史　（２）多様な運動の根源における連帯　　反原発運動の地平と放射能測定　　小出裕章　（３）専門家の住民運動へのかかわり方　　森住明弘　（４）マルクスが原発を作った　　関 曠野３　［東アジア反日武装戦線の再審実現に向けて］　（１）申述書（一）　　大道寺将司　（２）自らのたたかいが生んだ犠牲者へ　　荒井幹夫　（３）Chedditesから再審へ　「東アジア反日武装戦線」への私のかかわり　　湯浅欽史４　［書評］　（１）ポスト・「福祉国家」の行方　クラウス・オッフェ『後期資本制社会システム』　　高橋順一　（２）日常的世界を批判し得るか？　ガーフィンケル他『エスノメソドロジー──社会学的思考の解体』　　栗岡幹英　（３）幸福なる饗宴──フーコーと刑罰の社会学　Ｄ・ガーランド他編『処罰する権力──今日の刑罰性と社会的分析』　　近藤哲郎　（４）アメリカのマルクス経済学徒が読んだ伊藤誠の新著　The Basic Theory Capitalism: The Forms and Substance of Capitalist Economy, by Makoto Itoh　　ディヴィッド・グライシャー［訳：芳賀健一］５　［書物の戦場］　『闘争のエチカ』は自信を与える物語である　　鷲田小彌太６　［展覧会評］　ツマラなくはない、ただ物足りないだけ　アパルトヘイト否！国際美術展　　井上てつ７　［続・演劇の荒野から４］　横内謙介は偏差値教育が生んだ徒花か　「善人会議」の芝居を考える　　風間 研８　［病いの空間史試論４］　病いの幾何学　分類学的医学の時代　　小林昌広表紙の言葉　　山崎 博編集後記

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