菊判 212ページ 並製 定価 1200円+税 ISBN978-4-7872-3014-0 C0330 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1988年07月 書店発売日 1988年07月01日 登録日 2010年02月18日
闘いの現場報告から権力の言説分析まで、運動の多様な方向性をめぐる討論を含め、高まりつつある反原発運動のうねりの深化のために──。/松下竜一、小原良子、中島真一郎、土井淑平、平井孝治、室田武、金塚貞文、小倉利丸ほか。
1 [特集]反原発、その射程 (1)闘いの現場 反火電闘争から“狼”まで 松下竜一 (2)原発よりも命がだいじ 小原良子 (3)文化大革命としてのいかたの闘い 反原発ニュー・ウェーブの論理 中島真一郎 (4)「ニューウェーブ」と「オールドウェーブ」を超えて 伊方闘争の意義と反原発運動の地平 土井淑平 (5)反原発からの意見株主運動 平井孝治 (6)原発PRのまやかしに反論する 室田 武 (7)権力の言説を解読する 感覚的不安の理性的意味について 金塚貞文 (8)測定とミクロの権力 放射能汚染問題をめぐって 小倉利丸 (9)〈書評〉甘蔗珠恵子『まだ、まにあうのなら』 深江誠子/加納実紀代/堤 愛子/石塚友子2 [書評] (1)「高群逸枝」というポスト・モダンな物語を超えるために 山下悦子『高群逸枝論─「母」のアルケオロジー』 寺田 操 (2)女性労働の弁証法的諸関係 ナタリー・J・ソコロフ『お金と愛情の間』 高橋さきの (3)経済理論の問題集 置塩信雄・伊藤誠『経済理論と現代資本主義──ノート交換による討論』 佐藤良一3 [評論] 『批評の機能』あるいは「対抗的公共圏」創出について テリー・イーグルトン『批評の機能』を読んで 鷲田小彌太4 [座談会] 運動としての文化へ向けて 小倉利丸/平井 玄/霜田誠二/福士 斉/池内文平5 [続・演劇の荒野から3] 木野花の冒険 「大恋愛」を観る 風間 研6 [病いの空間史試論3] 場所の記憶 病名をめぐる医学史 小林昌広表紙の言葉 山崎 博編集後記
青弓社
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