菊判 192ページ 並製 定価 1200円+税 ISBN978-4-7872-3013-3 C0330 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1988年04月 書店発売日 1988年04月01日 登録日 2010年02月18日
対抗文化と民衆文化からアヴァンギャルドまで、批判力としての諸文化の可能性を検証し、新たな分析の視座を提示する。/針生一郎、若江漢字、小倉利丸、池田浩士、浅見克彦、高橋順一、中河伸俊、倉林靖、西堂行人、鷲田小彌太ほか。
1 [特集]文化の批判力 (1)ボイス、ステーク、ハーケ 針生一郎 (2)社会改革としての芸術=ヨーゼフ・ボイス 若江漢字 (3)ボイスの「社会彫刻」の可能性 小倉利丸 (4)自前の表現のために 『表現主義論争』を編訳刊行して 池田浩士 (5)もう一つのアヴァンギャルド? 反−芸術を超えて非−美の文化戦略へ 浅見克彦 (6)離郷の悲哀 日本近代のゆくえ 高橋順一 (7)ドリフティン・ブルーズ──「大衆音楽」論の落し穴 中河伸俊 (8)視覚文化は誤解されている 新たな視覚文化論へのラフ・スケッチ 倉林 靖 (9)情報文化と演劇 西堂行人 (10)〈往復書簡〉 里見 実←→森山軍治郎 (11)田舎は文化的である、あわせて文化の地方性について 鷲田小彌太2 [書評] (1)聞きとられるべき声 ジャック・ルージュリ『一八七一 民衆の中のパリ・コミューン』 田崎英明 (2)フロイト批判たり得るか? H・J・アイゼンク『精神分析に別れを告げよう』 宮地達夫 (3)レギュラシオン理論と現代資本主義論の展望 A・リピェッツ『奇跡と幻影』 海老塚明3 [評論] (1)中国の文化大革命と反革命 ピーター・クォン[訳:芳賀健一] (2)アメリカにおけるマルクス経済学理論[下] ポール・A・スワンソン[訳:芳賀健一]4 [続・演劇の荒野から2] 竹内銃一郎の新作に都会の孤独を見る 風間 研5 [病いの空間史試論2] 裏返された屍体 医学史の戦略 小林昌弘表紙の言葉 山崎 博編集後記
青弓社
品切れ・重版未定