菊判 192ページ 並製 定価 1200円+税 ISBN978-4-7872-3012-6 C0330 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1988年01月 書店発売日 1988年01月01日 登録日 2010年02月18日
思考にとって「他者」である「戦争」を思考し、不可視であるこの「他者」を顕現せしめるために──。/上野俊哉、小倉利丸、田崎英明、中島吉弘、C・ルフォール、小形克宏、八束はじめ、藤井雅実、E・ラクロウ、川澄吉広ほか。
1 [特集]戦争状態論 (1)永久戦争のために サン・ピエールの余白に 上野俊哉 (2)身体感覚と倫理 戦後戦争私論 小倉利丸 (3)政治的なものの再開 田崎英明 (4)京都学派と十五年戦争 ヨーロッパ近代理性と「近代の超克」論の陥穽 中島吉弘 (5)交換と人間の闘争 クロード・ルフォール (6)鏡の国の戦争 雑談・『この国のかたち』を読む 小形克宏 (7)WORDS/WAR (8)様式の戦争 建築のミクロ・ポリティークに向けて 八束はじめ (9)崇高美学の超上昇 美学=感性の管制 藤井雅実 (10)思考しえぬものの構築としての政治 エルネスト・ラクロウ (11)戦争したいと叫びの直前 『愛と幻想のファシズム』ほか 川澄吉広2 [書評] (1)行為世界の想像性を復権する哲学 C・カストリアディス『社会主義の再生は可能か』 浅見克彦 (2)フーコーを超えた知と、その陥穽 内田隆三『消費社会と権力』 金塚貞文 (3)知られざる=知らるべき懐しいひと・加藤一雄 原 章二『加藤一雄の墓』 深谷 考 (4)モダニズムの対象化、客観化 P・ビュルガー『アヴァンギャルドの理論』 高島直之3 [評論] (1)イデオロギー論再考 マイケル・ライアン (2)アメリカにおけるマルクス経済学理論[中] ポール・A・スワンソン4 [続・演劇の荒野から1] 英国人が『十二夜』を日本で演出した時の気遣いについて 風間 研5 [病いの空間史試論1] 病い論の螺旋構造 病気の饒舌さについて 小林昌広表紙の言葉 山崎 博編集後記
青弓社
品切れ・重版未定