192ページ 並製 定価 1200円+税 ISBN978-4-7872-3009-6 C0330 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1987年04月 書店発売日 1987年04月01日 登録日 2010年02月18日
労働の現場と労働論を結ぶ地平から「労働」の自律的あり方を構想し、ラディカルな解放の戦略を追求する。/喜安朗、森山軍治郎、松沢哲成、野村達朗、池田浩士、伊藤公雄、小倉利丸、高橋順一、鷲田小彌太、井上はねこ、市橋秀夫ほか。
1 [特集]労働──解放と軛の狭間で (1)労働者の生活圏における「個と共同性」 喜安朗 (2)困民党と現代 森山軍治郎 (3)日本帝国主義と寄せ場 松沢哲成 (4)金ぴか時代におけるアメリカ労働者の世界 野村達朗 (5)大衆文化と対抗文化 池田浩士 (6)「支配」文化・歴史社会学に向けて C・ギンズブルグからA・グラムシへ 伊藤公雄 (7)意志の領有 小倉利丸 (8)資本・労働・時間 「時間」論からの視覚 高橋順一 (9)「人間の本質は非労働である」にかんする予備的考察 鷲田小彌太 (10)視界360度 M・コスタ『家事労働に賃金を』が開いてくれる、グローバルな女達の闘いの世界 井上はねこ (11)E・P・トムソン──経験の政治学 市橋秀夫 (12)国労/ディスカッション・ミーティング2 [書物の戦場] 中進国──階級構造・工業化・労働運動 佐野誠3 [書評] (1)自ら肉体労働を選びとる少年たち P・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』 富田義典 (2)アメリカ黒人史研究の現状 M・R・ウェスト (3)部落差別の再生産構造を解明 吉村励『部落差別と労働問題』 大串夏身 (4)あそび論のゆくえ デュビニョー『遊びの遊び』 堀川哲 (5)反経済学がめざすべきもの J・アタリ/M・ギヨーム『アンチ・エコノミクス』 笠松学4 [思想の前線] (1)「日本寄せ場学会」の設立をめざして 青木秀男 (2)垣根をのりこえ、線を描け──刑法学の新しい風 佐藤直樹5 [評論] ソビエト・システムの統合メカニズムの進化について G・T・リッターシュポルン表紙の言葉 山崎博
青弓社
品切れ・重版未定