160ページ 並製 定価 1000円+税 ISBN978-4-7872-3007-2 C0330 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1986年10月 書店発売日 1986年10月01日 登録日 2010年02月18日
フロイトによって創出された「精神分析の方法」を、自己=主体と市民社会の交錯する地点での、生成する権力の「不均衡」に対する問いとしてとらえなおす。/小倉利丸、田崎英明、高橋順一、鷲田小彌太、エリ・ザレツキー、中河伸俊ほか。
1 [特集]精神分析 (1)労働・性・資本主義 フロイト文化論のマルクス主義的読み換え 小倉利丸 (2)形象の力 田崎英明 (3)倒錯したエディプス カフカのなかの主体の位置 高橋順一 (4)スピノザ──精神分析への一接近 鷲田小彌太 (5)精神分析を超えて フェミニズムと無意識 エリ・ザレツキー[訳:芳賀健一/小倉利丸/矢野裕子] (6)「脱エロス化」からアンドロジナスの回復へ 渡辺恒夫「脱男性の時代」をめぐって 中河伸俊2 [書物の戦場] 〈異人論〉の結構 赤坂憲雄『異人論序説』の書評にかえて 森反章夫3 [評論] (1)完全な国家と不完全な「資本主義」 関 曠野 (2)カンボジアの悲劇 T・マイヤー[訳:芳賀健一]4 [連載コラム] (1)ピエロ・パゾリーニ 内村瑠美子 (2)地域ネットワークと同日選挙 青木爽平 (3)生活技術としての電子工作 粉川哲夫5 [海外マルクス主義動向] マルクスの現在 C・カストリアディス[訳:浅見克彦]6 [書評] (1)リオタール『ポスト・モダンの条件』 横田栄一 (2)闘争状態としての矛盾 K・コルシュ『危機のなかのマルクス主義』 細谷まこと (3)小野二郎の考え方 小野二郎『ウィリアム・モリス研究』に寄せて 高島直之 (4)小野二郎とウィリアム・モリス 川端康雄 (5)『ニュー・ヌード3』 光田由里7 [街と西ドイツ現代演劇3] ひんしゅくを買った舞台 観客をやめる人・観客になる人 田中昌子表紙の言葉 山崎 博編集後記
青弓社
品切れ・重版未定