クリティーク2 現代思想家群像
152ページ 並製
定価 1000円+税
ISBN978-4-7872-3004-1 C0330
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1986年01月
書店発売日 1986年01月01日
登録日 2010年02月18日
紹介
山崎正和、西部邁らをはじめとする保守思想家から、吉本隆明、廣松渉までの日本の現代の思想家たちが時代に与えた課題を解析してそれに対する応答を試み、議論の場を創出する。/高橋順一、田畑稔、谷口孝男、鷲田小彌太、堀川哲ほか。
目次
1 [特集]現代思想家群像 (1)「幻想」の彼方へ 吉本隆明試論 高橋順一 (2)廣松渉とマルクス「唯物論」 田畑稔 (3)社会的生活過程論の学的構想 中野徹三小論 谷口孝男 (4)保守思想家の現在姿 山崎正和/司馬遼太郎/長谷川慶太郎 鷲田小彌太 (5)保守言語の空洞化 西部邁『幻像の保守へ』によせて 堀川哲 (6)吉本隆明の中の〈戦後〉 谷口孝男2 [インタビュー・コラム] 疎外・物象化・フェティシズム 丸山圭三郎3 [書物の戦場] 構造主義の退屈さ・あるいは今ふたたび歴史の概念へ 堀川哲4 [コラム] 良知力先生追悼の辞 石塚正英5 [連載コラム] (1)ベルイマンと普通のおばさん 内村瑠美子 (2)「日の丸・君が代」 藤田友治 (3)戦後史ブームと新たなナショナリズムの胎動 青木爽平6 [書評] 吉野亨『反聖畸人伝』 山内孝郎7 [評論] 知られざる反日本浪曼派としての加藤一雄 原章二8 [街と西ドイツ現代演劇1] 〈テアーターホーフ〉とベルリーン・クロイツベルク 田中昌子9 [現代文学論ノート1] 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 下川茂10 [連載2] 経済学的悟性の融解 分裂的経済理論の展開 浅見克彦表紙の言葉 山崎博