四六判 256ページ 並製
定価 2400円+税
ISBN978-4-7872-2050-9 C0039
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2012年08月 書店発売日 2012年08月20日 登録日 2012年07月13日
「読売新聞」
評者:星野博美(ノンフィクション作家、写真家) |
日本語の「幽霊」を意味する中国語「鬼」は、現代の台湾でどのように恐怖の対象になっているのか。海を渡って日本から台湾に広まって台湾流にアレンジされたこっくりさんや「学校の怪談」を、実例=怖い話とともに紹介して、台湾のオカルト事情を活写する。
序 章 学校の怪談の背景
第1章 陰陽眼の少女
1 風水と陰陽眼
2 女子寮の怪異
3 八字が軽い人
4 鬼が視える人生
第2章 「「鬼」の絵を描いてみてください」
1 妖怪を示す記号
2 顔のない鬼、舌を出す鬼、目を見ひらいた鬼
3 厲鬼とキョンシー
4 日本の幽霊と「貞子」
第3章 学校に棲む鬼たち
1 トイレの花子、海を渡る
2 台湾・楠梓小学校の怪談
3 鬼屋のある風景
4 地下室の怪と、動く彫像
第4章 鬼譚の背後にあるもの
1 夜来る鬼、初七日に帰る鬼
2 「収驚」される鬼
3 日本統治時代の影
4 解決されざる怪異
第5章 キョンシーから林投姐まで
1 キョンシーの噂と、台湾版「お前だ!」
2 学校の怪談の話し手
3 「キャラ」をあたえられない個性
4 林投の木の下で
第6章 こっくりさんと碟仙
1 植民地時代のこっくりさん
2 現代台湾の降霊術遊戯
3 碟仙が降りた夜
4 碟仙の事件簿
第7章 植民地統治と軍人鬼譚
1 台南のロータリーの鬼
2 鬼が棲むデパート
3 台南刑務所とふたつの支配者
4 軍隊のある日常
第8章 海を渡った「オカルト」と「妖怪」
1 台湾「ドラえもん」事情
2 オカルト伝承の時代
3 トンデモ本的思考
4 台湾のオカルトライターたち
初出・関連論文一覧
あとがき
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