原 章二(著)
四六判 224ページ 上製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-1023-4 C1010 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1996年05月 書店発売日 1996年05月01日 登録日 2010年02月18日
小林秀雄の直観をベルクソンの「イマージュ」概念と合わせ鏡にし、吉本隆明の基底的視座である「関係と関係項」の実質をその詩篇群にさぐる。ビクトル・エリセ、マルグリット・デュラスの小論などを含む、滑脱とした映像文化論集。
まえがき 1 イマージュ・近代・シミュラークル 2 小林秀雄とイマージュ 3 吉本隆明における関係と関係項のディアレクチック 4 ファスビンダーと生の単純な力──『シナのルーレット』について 5 『ナインハーフ』を観て──Sさんへの手紙 6 開かれゆく少女の蔭に──加藤周一批判付ビクトル・エリセ小論 7 デュラスの透明な破壊──『インディア・ソング』と『ヴェネツィア時代の彼女の名前』について 8 シミュラークルあれこれ あとがきに代えて──古い映画のようなフランスの思い出
青弓社
品切れ・重版未定