環 栄賢(著)
四六判 224ページ 上製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-1021-0 C0014 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1995年05月 書店発売日 1995年05月30日 登録日 2010年02月18日
心と物の関係、精神世界を見つめる独自の視点。いきづまりをみせる「近代」に対する懐疑。南方熊楠に寄せる深い愛着。空海、明恵、賢治の思想研究。熊楠の菩提寺の住職であり、真言宗の僧侶という実践の場から自在に書きつづった思索の束。
第一章 仏教から密教へ< br> 興教大師覚鑁の思想 風息のタオイスト覚鑁 即身成仏考──身体論的アプローチ第二章 「精神」と「物質」について 重力と涅槃第3章 KUMAGUSU MINAKATA 大曼荼羅の巨人──南方熊楠 昭和六十年一月二十五日より認める ゲーテ 熊楠 現象学 郷土への提言第4章 『大乗起信論』について──如来蔵思想と本覚思想を考える 浄土信仰の変遷について 明恵の『嶋殿への状』について 宮沢賢治とユング心理学第5章 霊学ブームの背景 循環の道筋 東洋の叡智 シンクロニシティの摂理 インカの涙 マリア観音──オリエンタル・ウインドによせて 野良犬の目──東松照明展によせて オキナワ幻想──忘れ去られた日本AI68あとがき
青弓社
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